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2002年11月06日

【物流】日本マタイ、シート状の物流パレット開発

包装容器大手の日本マタイは、合成樹脂製の織布を利用したシート状の物流用パレットを開発した。二枚のシートの間に作ったポケット部分にフォークリフトのつめを差し込んで荷物を持ち上げる構造になっており、同社はパレット構造についての特許を出願。2003年から物流会社に販売を始め、3年後に年間150億円の売上高を目指すとしている。

新パレットは上下に積んだ木箱などの間に敷いて、フォークリフトで持ち上げることができる。梱包していない荷物も高さ2センチ程度の樹脂製の板と組み合わせ、持ち上げることが可能になっている。

現在国内で使われているパレットの大半は木製で、つめを差し込む空間(ケタ)のために15センチ程度の高さがある。新パレットはケタがなく、コンテナの積載量を約1割増やせるという。重量は樹脂板とともに敷いても110センチ四方で約5キロと木製の7分の1程度。パレットの保管や輸送のコストも引き下げることが可能としており、樹脂板付属型で1枚あたり約1,500円と木製と同水準の価格という。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:12| 荷主企業