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2002年11月20日

【物流】西濃運輸、スピードリミッター先行導入

西濃運輸は、スピードリミッター(速度抑制装置)の装着車両の導入を、このほど開始した。路線の400キロメートル圏内のコースから運行を始める。規制がスタートする来年9月前までに大型トラック450台に導入する計画。

スピードリミッターは、大型車の高速道路の最高時速が80キロメートルであることから、90キロメートルを超えるとエンジンの燃料噴射量を抑制し、速度を維持する装置。交通事故防止に加え燃費率向上などのメリットがあるもの。西濃では「スピードリミッター装着車」と記したステッカーをボディの後ドアーに貼付し、高速道路上で未装着の車両との間にスピード差が生じることから、後続車への注意を促している。

昨年8月31日、国土交通省は道路運送車両の改正保安基準を公布、この中で大型トラックへのスピードリミッター装着が義務付けられたもので、2003年9月から適用され、新車だけでなく現在使用中の大型トラックも対象となる。

高速道路上での大型トラックによる死亡事故のうち、追突は51%に上る。中でもスピードオーバーが原因と思われる事故は85%を占めると言われており、そのため大型トラックの速度を抑制する、スピードリミッターの装着を義務付けることにした。新車は2003年9月以降登録の大型車に装着が義務付けられており、現在使用中の車両には登録年に応じて最大で3年間の経過期間が設けられている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:01| 物流事業者