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2002年11月21日

【物流】トランコム、求貨求車で九州進出

トランコムは12日、来年の2月に求荷求車システムの物流情報サービス事業で九州へ進出するほか、共同配送については家電から地域重視型に切り替える方針などを発表した。ロジスティクスマネジメントと物流情報サービスをコアビジネスに、2006年3月期には売上高530億円を目指す。

物流情報サービス事業の9月中間期(連結)の売上高は43億300万円(前年同期比25.2%増)で、売上高108億9,200万円(18.3%増)の4割を占めるなど好調に推移している。7月に広島、8月には仙台と東京で情報センターを相次いで開設し、下期分の投資を繰り上げて実施したため、営業総利益は1億5,600万円(12.0%増)と予想を下回ったものの、思った以上の成果であると評価している。

ことし2月に新たな情報システムを導入するとともに、複数のセンターを配置していた関東、中部、関西地区はそれぞれ一拠点に集約した。個と個の取引から情報を共有し、マッチング率を向上させる方向に転換し、来年2月には九州地区で情報センターを立ち上げたい考え。

共配事業は売上高15億4,000万円(13.0%増)、営業総利益2億600万円(37.8%増)。家電物流はメーカー主導から量販店主導に変わり、大きく様変わりするとして、下期から貨物限定をエリア共配に全面的に切り替えていく方針。住宅建材や化粧品などをターゲットに再構築を図り、地域型にシフトすることで共配ルートを縮小、非家電の新規顧客獲得を目指す。

2003年3月期は売上高232億2,100万円(前期比23.5%増)、経常利益12億1,300万円(9.0%増)、純利益6億6,100万円(27.8%増)を見込んでいる。2006年同期の目標は売上高530億円、経常利益30億円。

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投稿者:gotsuat 11:01| web事業