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2003年01月17日

【物流】佐川急便など3社、中国初の宅配事業を開始

佐川急便住友商事、大衆交通(中国上海)の3社合弁で設立した上海大衆佐川急便物流は(資本金5億6千万円、資本比率は大衆交通が51%、残りを2社で折半)8日、中国では初の宅配便事業として営業を開始した。

昨年5月に、基本合意のもと調印、8月には合弁会社を設立し、10月からは現地の日本企業や中国企業など法人を中心に営業を展開してきた。8日現在、従業員数100人(うち、乗務員は67人)・営業車輌70台。

現地で採用した乗務員に対しては、日本国内同様のセールスドライバー制度を導入し質の高い研修を積重ねてきた。提供するサービスとしては、インターネット上での荷物追跡・即日配達や夜間を含めた時間帯及び指定日配達・受領印FAX送信・貴重品手渡しなど、こちらも日本国内とほぼ同様の内容になっている。

今後は、個人宅配も視野にいれた事業展開を計画しており、この2年をメドに従業員230人・営業車輌160台に拡大し、年間、取扱数390万個・売上高11億円を目指す。日本国内の宅配市場において確固たる地位を築いてきた佐川急便が、新しい地で新たなインフラを普及させるにあたり、どのようなプロセスで基盤を構築していくか、興味を引くところだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:08| 物流事業者