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2003年01月30日

【物流】構造改革特区 ―国際物流特区、第2次要望固まる―

小泉首相が打ち出した、「特定地域に限り規制を緩和、撤廃して経済の活性化を促そう」とするいわゆる「構造改革特区」の第2次提案の募集概要が固まり、物流関連は、国際物流分野18件となった。主だった内容は、
 

「国際物流特区」
  茨城・栃木・群馬の3県が共同で、3つの港湾地域と北関東自動車道を網羅し、北関東エリアの新たな物流拠点の構築を提案。物流効率化で産業の活性化を促進する。
 
「国際空港・港湾特区」
  成田空港・木更津港(千葉)周辺で、通関業務の規制緩和などにより、空と海を効率的に繋ぎ国際物流産業などの活性化を促進させる。
 
「東アジア・ロジスティクス特区、北九州市国際物流特区、福岡アジアビジネス特区」
  下関市、北九州市、福岡県、福岡市などは、国際物流において特にアジア市場を視野に入れている。インフラとしてだけではなく、人材育成・研究開発なども含めた構想を提案している。

生産拠点などの海外へのシフトが活発化する中、キーワードが「国際物流」となり、これに主軸を置いた構想が中心となるのは自然な流れだと考えられる。政府は、4月にも第1次の特区認定を実施するとしているが、今後の動向が、国内全体の物流の変化を促進すると思われる。

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投稿者:gotsuat 15:15| 行政関連