<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2003年02月05日

【物流】青果物、産地で下地処理し輸送効率向上へ

青果物を生産地であらかじめ下地処理し、消費地における生ごみ発生や輸送燃料を低減させることなどを目的とした、「資源循環型青果物ロジスティックス事業化研究会(青果ロジ研)」が関西で発足した。

従来では、収穫された青果物は段ボール箱に詰められて消費地に送られ、外側部分を取り除いてからスーパーや百貨店などの店頭に並べられたり、加工食品の原料に使われていた。産地直送型青果物の国内流通量は1000万d超といわれ、そのうち30%以上が生ごみとして処理されるのが現状。

青果ロジ研が取り組む新方式では、青果物の産地であらかじめ不要部分を除去するほか、洗浄や殺菌などの処理も施し、再生可能なコンテナを利用することで、国内の青果物流通全体で輸送重量が30%、軽油1万`g、ごみ焼却用重油も11万`g削減できると同研究会は試算している。

同研究会は三洋電機やダイエー、三井物産など12企業を中心に定例会やトライアルを実施し、2005年春までに新しいロジスティクス体系およびビジネスモデル構築を目指す。物流企業ではサントリーロジスティクスも参画を表明している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:00| その他