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2003年02月28日

【物流】卸売市場の共配実験開始

京都市中央卸売市場で、野菜・青果・鮮魚などを共同配送する実証実験が開始された。近畿運輸局、卸売事業者、物流事業者などで構成される、「京都市中央卸売市場における物流効率化調査研究委員会」によるもので、今月21日から1ケ月間で、問題点などを洗い出していく。

従来、商品の配達は、各卸売事業者が自家用トラックなどで個別におこなっていたためロットが集まらないなどの非効率が生じていた。実験では、京都市内を5エリアに区分けし、各エリアに3便、述べ15便の体制で取り組む。商品は、卸売事業者が、モートラと呼ばれる小型の運搬車で同市場内の共同配送ターミナルに持ち込み、それを各物流事業者が仕分けし配送車輌に積み込む。

今回の取組みで、配送効率の向上による物流コストの最適化だけではなく、使用する車輌を削減できることによる環境負荷の低減も図れる。関係者は、今後も、高品質と環境にやさしい輸送を積極的にアピールし、共同配送の浸透を図っていくとしている。これまで手をつけにくかったゾーンに対し、各業者間や官民の連携を図ることによる、新たな物流体系の構築が進んでいきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:58| その他