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2003年03月03日

【物流】国土交通省、スーパー中枢港湾の候補港を選定

国土交通省は2月25日、スーパー中枢港湾の候補港を発表した。
スーパー中枢港湾は、国内の主要港をアジアの主要港を凌ぐ国際拠点港にするための取組み。
今回、候補に選定されたのは、4地域7港で、


首都圏 : 東京、横浜 (日本を代表する港湾をカバーする一つのグループとして)
京阪神 : 大阪、神戸 ( 同上 )
中 部 : 名古屋    (自動車や機械類の輸出拠点として)
九 州 : 北九州、博多  (中国をはじめとする、アジア圏との交易増加を見込む)


この他、川崎、四日市の両港が候補申請をしていたが、コンテナ取扱の増加が見込めないなどとして候補から外された。

今後の取組みとして、候補の各港を管理する地方自治体が港清関係のコスト削減、事務手続きの簡素化などにより、コンテナの取扱を増加させて、輸出入の拠点となるためのプログラムを作成。
これを基に、国土交通省が、国としての支援策なども検討し、平成15年度中に第一次指定をおこなう。

【スーパー中枢港湾】

国土交通省では、今日の海上コンテナ港湾における現状と課題に関する認識に基づき、アジアの主要港を凌ぐコスト・サービス の実現を目指すべく、「港湾コストは現状より3割削減させる」「リードタイムは現状3〜4日を1日程度まで短縮させる」ことを目標とした港湾を育成する。
スーパー中枢港湾は、日本のコンテナ物流においてコスト・サービスを向上させるための先導的・実験的な試みの場つくりとして提案されている。
スーパー中枢港湾においては、従来の制度・慣行の枠組みにとらわれず、官民が一体となったコンテナターミナルの整備・管理運営方式やコンテナ物流システムの改革を行っていくものとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:57| 行政関連