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2003年03月06日

【物流】スピードリミッター装着義務、予定通りの適用を改めて強調

このほど、国土交通省自動車交通局の中山寛治技術安全部長は、大型トラックへのスピードリミッター装着義務を予定通り9月から施行すると改めて強調した。これは、一部の国会議員などから見直し論が出ていることを受けたもの。

先月も、自民党議員で構成するトラック物流と経済を考える懇談会は会合を開き、この席で、スピードリミッター装着による功罪について意見交換をした結果、改めて「不合理な点が多い」という意見で一致している。具体的には、「後続車輌への減速波の恐れ」「事故は絶対に減らない」「鮮度重視の商品に関しては価値がなくなる」などの意見がでた。

中山部長は、時速90kmに制限された大型トラックが、高速道路を塞ぎ渋滞を引き起こすという意見に対して、大型トラックの左側車線の走行を徹底させるよう指導すること、装置装着車にはステッカーを貼り、後続の一般車輌にはJAF(日本自動車連盟)を通してスピードリミッターが装着されていることを周知することで、対応していくとしている。また、取り組み事例としてスイス、ベルギーのリミッター装着後の状況を視察してきたことを挙げ、問題のないという見解を示した。

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投稿者:gotsuat 14:01| 行政関連