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2003年04月08日

【流通】経済産業省、商品トレーサビリティー向上 −中間報告−

経済産業省は1日、官民一体で運営している商品トレーサビリティー向上に関する研究会の中間報告を発表した。

同研究会は、商品トレーサビリティー向上におけるキーポイントとして、「業際性」「国際性」「互換性」を基本3原則とした。

製造・物流・流通など各企業が共通に扱え、国際的にも通用するもので既存のコード体系をできるだけそのまま使えるような仕組みを提案。
商品を追求する上で重要となる商品情報の認識技術が、従来の1次元バーコードに加え、電子タグや2次元バーコードなどが急速に進展してきた。
これにより、制約のあった情報量の幅が拡がり業界を超えた一気通貫性が見込める。ただし、前提条件としてデータを互いに読み書きできるコード体系の標準化が必要で、特に電子タグにおいては、低価格化と普及のためには最低限の標準化は不可欠となる。

同研究会がまとめた今後の課題は、業界ごとの用途や特性を考慮した情報の信頼性を担保する仕組み。
トレーサビリティー向上による効果の具体的なビジョンの提示。電子タグなど新たな技術の有効活用によるトレーサビリティーの普及などを挙げている。

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投稿者:gotsuat 13:45| IT関連