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2003年05月29日

【物流】プラスチックパレット洗浄ネットワークを整備

日本パレットレンタル(JPR)は20日の記者会見で、JPR洗浄ネットワーク協議会の設立を
明らかにした。

近年、HACCP
(※1)やトレーサビリティー(※2)に関連し、衛生管理を物流資材にまで求める動きが医療品・食品業界を中心に広がり、プラスチックパレットへの移行が急速に進んでいる。
しかしながら、洗浄機の設置スペースや費用などの面でパレットの洗浄を各企業が単独で行うのは非常に難しいのが現状である。
そこでJPRが中心になり、洗浄機保有会社、営業代理店、運送会社など8社がネットワークを結び、プラスチックパレットの洗浄拠点の紹介や納品、回収の手配などの洗浄サービスを提供。
今回、パレットの品質保持、物流品質の向上の一端を担う目的で設立したものである。
尚、料金はパレットの種類や汚れの程度により見積もるとのこと。

今後、参加企業・サービスエリアの拡大を進め、今年度目標は10拠点で12万枚、来年度には30拠点で35万枚の取扱を目指す。

※1 【トレーサビリティー】

工場内や顧客先で品質問題が起こった時に、製品の履歴を使用原料にまで遡れる   『追跡性』のこと。


※2 【HACCP】

Hazard Analysis and Critical Control Point(危害分析・重要管理目的)の略で、   「ハセップ」と呼ぶ。
衛生管理方法の一つで、60年代の米国で開発され、日本では、O-157による
食中毒の発生により脚光を浴びた。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:20| その他