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2003年06月26日

【物流】凸版印刷と住金物産 ICタグ利用でSCMシステムを開発

凸版印刷と住金物産は、アパレル業界向けのICタグ利用のSCMシステムを共同で開発したと23日に発表した。

同システムでは縫製工場から店頭まで一貫して商品を管理。
各拠点に設置したICタグリーダーで読み取った情報をインターネット経由でデータセンターに
送信することで、入出荷状況やサイズ、価格などの検索が即時に可能になる。
加えて、これらの情報をダウンロードすることで、輸出入業務や売り上げなどの各基幹システムに取り込んで利用したり、アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)としてアパレル企業に提供するなど幅広い活用が期待できる。


同システムの採用によるメリットとして

・入出荷や棚卸しなどの精度の向上
・帳票類の入力ミスの減少
・店頭在庫情報の共有化による販売機会ロスや在庫の削減
・店舗での作業軽減
・販売データの分析による生産計画へのフィードバック

などが挙げられる。

ICタグを付けた商品を、中国の縫製工場〜日本国内の物流センター〜店舗まで一貫して流通させる実証実験を経て、2004年度中に実店舗での運用を開始。アパレル物流の標準システムを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:57| IT関連