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2003年08月19日

【物流】港湾物流EDIネットワーク本格化へ

国土交通省は港湾物流分野の拡張可能なマーク付け言語(XML)/電子データ交換(EDI)の導入・活用に関する報告書をとりまとめた。
港湾物流XML/EDI標準を開発、実用化にむけ有用な結果を得ることができたことから、
他のEDIネットワークとの接続モデルを制定。来年度以降にはEDIネットワークのXML/EDI対応を図り、本格化を図っていく。
全体としてEDIが普及されれば、業務の効率化や顧客サービスの向上によって国際競争力強化につながる。

港湾物流分野でのXML/EDIの導入意義として以下のように挙げている。

● グローバル標準への対応
● 業務パッケージとのインターフェイスの容易さ
● インターネットの活用による中小企業のEDI参加の簡単さ


港湾物流分野における中小企業のインターネットEDI利用を向上させ、効率化を図るために調査を行い、『港湾物流XML/EDI標準定義書』を策定した。
実証実験では海運業者(トレーディア・後藤回漕店・互興運輸)と船業者(MOL JAPAN・
シーケーマリタイム)が参加し、標準定義書で開発されたメッセージの内、数点のデータ交換を行った。
その結果、港湾物流分野のXML/EDIの導入・活用に関する提言をまとめた。

第1フェーズとして
今年度中にXML/EDI標準のバージョンUPさせるとともに、他のEDIネットワークとの
接続モデルを制定し、実証実験に着手する。

第2フェーズとして
来年度以降、業務パッケージ及びEDIネットワーク側のXML/EDI対応を図る。

このようなことからユーザー、対象業務、対応システムベンダーが拡大することから、港湾物流分野でのXML/EDIの本格的な普及を見込んでいる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:45| 行政関連