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2003年08月19日

【流通】トレーサビリティのつぎ

――農林水産省、「生産情報公表JAS」マークを12月から導入――

 

 
 
『農林水産省、「生産情報公表JAS」マークを12月から導入』

農林水産省は新たな日本農林規格(JAS)「生産情報公表JAS」マークを12月から導入する。
生産者が生産履歴情報を記録、管理、公表し、消費者が情報を確認できる食品であることを示す規格で、牛肉を対象の第1号とし、来年初めには豚肉も加える。来年夏には新しいマークが表示された商品が店頭に並ぶという。 「生産情報公表JAS」は、消費者の安心と信頼を確保することを目的とし、店頭での表示、インターネット、ファクスなどを通じた生産履歴情報を確認できる食品に表示を認めるもの。公表される情報については品目ごとに定める。今後は鶏肉や青果物、コメなども対象に加えるよう検討を進める。


あ: 「ま:」さんから貰ったこのバッグ。。。
   一応ブランド品って事なんだけど
   一体ホンモノなの?

ま: 当たり前ですよ
   何だったら鑑定して頂きましょうか?
   
あ: いいねぇ〜
   でも鑑定するにもお金が必要になってくるからね。。。
   そうだ! それ、どこで買ったの?

ま: はい、確か。。。。
   海外旅行に行った時に
   「朝市」で買いました

あ: もしかすると・・・
   ホンモノじゃないかもしれないよ!それは。。。

ま: えぇ〜 そ、そんなぁ、、、

あ: 残念ながら、、、
   買った時の状況を考えると 
   可能性がゼロというわけではなさそうだ・・・

ま: こういう時にこそ
   生産履歴情報があれば
   白黒はっきりさせることができるのに。。。

あ: 生産履歴システムが普及してくると
   比較的
簡単にそのルーツを知ることができる!

ま: 特に生鮮食品については
   「鮮度」そして「安全面」に関する情報提供が
   必要とされてきています
   ICタグの普及など
   技術的な側面によるサポートも可能になり始めていますし
   益々生産履歴情報は消費者にとって
   身近な存在になっていくと思います

あ: トレーサビリティに対する
   システム開発の潜在需要が
   1,000億円規模だそうだ
   生産履歴情報の収集、検索機能、、、
   今の段階ではまだまだ
   消費の現場に「行為」として浸透してない気がする
   
商品の売り場には情報量が豊富になってきた
   生鮮食品では、小売店が契約した生産者の顔、一言
   生産者と消費者を結ぶ・・・ まさに流通事業者の機能そのもの!
   モノの安全面、品質の保証
   高付加価値ブランド商品によく似ている
   目で見て、舌で味わって。。。 感じ取れる事!
   しかも「簡単に!」が重要かと。。。

ま: 今でも簡単ですよ
   商品陳列棚には商品に関する情報が満載だったり。。。

あ: でも、商品を持って帰ってネットで調べる。。。 
   これも簡単なようで 面倒くさい!?かもしれない
   どうしても知りたい人に 情報開示を可能とする

   生産者・製造者自らが
   直接、情報開示するだけじゃぁなくて。。。
   実際の消費者、消費する現場、価値交換の場で
   「簡単に」情報収集を可能とする事が重要なんじゃないか?

ま: ある意味、買ってから家で確認って。。。 そりゃぁ遅いわ!

あ: JISなどの国が保証する規格
   そして独自で生産履情報を構築し
   消費者へ安全面での情報発信を行っている事業者も増えている

ま: 生産履歴情報の開示、その目的とは?
   商品の安全性を保証してくれる事でしょうから
   いわば「安心」を流通させる為の仕組みと言ってもいいですね

あ: 安心情報だけに限らず
   同じ仕組みのプラットホームから
   お買い得情報が得られたり。。。

ま: お買い得情報って。。。
   つまり価格についてですか?

あ: 価格面にこだわらずに、例えば、、、 
   調理方法、他の商品との掛け合わせ方
   料理で言えば 素材と素材をうまく利用する方法から調理方法まで。。。
   こういう情報価値も含められると「お買い得感」って増してくる・・・
   
生産履歴情報そのものの開示、提供だけじゃなく
   素材(商品)を最大限に生かす方法などの付加価値情報の提供など
   購入する商品の価値を最大化する情報流通。。。


ま: それらが満足度を高め
   結果として買い得となるわけですね
   商品の品質、そして価格に対する満足感。。。
   そこには付加価値としての情報流通が必要なんですね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:45| 流通