<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2003年10月17日

【物流】取扱品目をまたいだ食品卸共配実験

食品流通構造改善促進機構は、取扱商品が異なる食品卸会社の共同配送実験を行った。

今回の実験は、企業の社員食堂への食材配送を対象とし、従来は、冷凍・生鮮・青果等の複数の卸会社が個々で出荷・納品していた商品を、冷凍・乾物・チルド商品を取り扱う卸会社を窓口とした便に青果を積み合わせし、一括配送するというもの。

結果は、共同配送対象店舗の保有車輌を増やさずに、青果の売上は20.1%UPした。効果としては、小口顧客に対する輸送経費率の改善効果と窓口となる卸会社の売上増が見込まれている。

重量単価が低く配送効率が最も悪いと言われている青果の、小口顧客に対する配送経費率は、現状で7.3%。今回の実験では、これを6.1%まで抑えることができた。今後、青果以外も含めた食品卸し配送の共同化を進めていく見通し。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:48| 行政関連