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2003年12月01日

【物流】ソニー、統合SCMの稼動へ

ソニーは、グループ全体の製造・物流・販売情報を連携した統合サプライチェーンシステムを稼動させる。

基本設計を共有した上で、製造分野(ソニーイーエムシーエス)、物流分野(ソニーサプライチェーンソリューション)、販売分野(ソニーマーケティング)において、それぞれで統合システムを開発した。

これにより、製品の供給スピードが速まるため、販売形態を変更する。手元に在庫がなくても、部品があることを確認すれば、製品を販売することが可能になるため、受注してから製造するという高度なSCM体制が整うことになる。

また、保管型からスルー型のロジスティクス・ネットワークに移行することで、保管倉庫を全廃するほか、量販店向け商品センターもスペースを減少させる。

このSCMシステムの稼動により、在庫量は現行の3分の1まで削減できると見込んでいる。一方、部品が1点でも欠けると商品を供給できないため、調達分野の大幅な強化が課題となる。実施は来年1月の予定。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:07| 荷主企業