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2004年01月16日

【物流】生鮮食料品輸送を鉄道へモーダルシフト

食品流通システム協会は、「モーダルシフト推進検討会」の議論をまとめた「生鮮食品などの鉄道輸送を促進するための課題と提言」を発表した。

これは、地球温暖化防止等、環境問題に対して鉄道へのモーダルシフトを推進していくという内容のものである。この中で、食品メーカーが冷蔵・冷凍コンテナで輸送する際、帰り荷の確保が問題となるため、通運事業者を旗振り役として運送業者・荷主・第三者等の関係者で、帰り荷情報提供システムを構築して、一日数本の列車を設定し、定期運行させるテスト事業を提案している。

また、首都圏へのアクセス改善については、卸売市場(太田市場)での鉄道貨物24時間荷受を実施したり、武蔵野線の利用促進やりんかい線の貨物利用等、利用価値が高いとみられるものに対する実現化にも触れている。

その他、コンテナ輸送コストの改善策としては、通運事業者やメーカー等と協力して、リース会社を設立することが望ましいとしている。通運輸送事業者・通運事業者に対しては、中間業者が多いためコストがかかる問題や、料金決定・トラブル対応の窓口設置が望まれている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:21| 物流事業者