<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2004年02月06日

【物流】国際海上物流トレーサビリティー情報共有基盤に関する調査に着手

「国際海上物流トレーサビリティー(履歴管理)情報共有基盤に関する調査」を港湾物流情報システム協会が始めた。国際物流サービスの高度化とテロ防止策としての輸出入貨物セキュリティーの両面から検討する。

トレーサビリティーでは、店舗や卸が貨物の個品管理にRFIDを導入し、倉庫やターミナルのコンテナ管理において無線タグを活用しているが、個々の事業者の取り組みにとどまっており、企業の枠を超えた一貫性・互換性がないという問題点がある。

国際物流分野におけるトレーサビリティーでは、コンテナをトラックに乗せたまま情報を読み取る技術やセキュリティーの観点から正確さが要求され、また、個々の貨物の情報データベースや国ごとのデータベースと連携の仕組みが必要になるなど容易ではない。

物流トレーサビリティーシステムの普及は、SCM(サプライチェーン・マネジメント)の効率化、民間企業の物流サービスの高度化を実現するツールとして期待されている。

港湾物流情報システム協会は、今後の取り組み課題などを整理し、来月末をメドに関連業界に向けた提言を行う。

【RFID】
アンテナ+コントローラー(リーダライタ)と、情報を電子回路に記憶可能なIDタグとで構成された無線通信によりデータ交信することができる自動認識技術。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:47| 国際物流