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2004年07月01日

【物流】ICタグと次世代商品コードを使ったコンテナ実証実験

大日本印刷、NTTコムウェア、サン・マイクロシステムズの3社が、昨年より実施していたICタグと次世代商品コード※1「EPC」を使ったコンテナ物流管理実証実験の結果をまとめた。これは、DNP柏工場で製造したPETボトル素材となるプリフォームを中間倉庫を経由してキリンビバレッジ湘南工場へ輸送する間、全ての専用折りたたみコンテナにICタグを装着し、折りコン単位で実験を行ったものである。
ICタグの耐久性や、初期不良などの問題から100%の読取は難しいとされていたが、それをカバーする為

  <1> 外部環境からの影響を受けにくくする為アンテナ背面部に加工をする
  <2> ICタグを両サイドに取り付け、コンベアの両サイドに設置したリーダで読み取る

の改善を行うことで、99.9%以上の読取率を達成した。
また、従来クレームが発生してもコンテナの所在をつきとめるまでに時間がかかっていたが、実験では、この作業が平均10分までに短縮された。更に、コンテナの所在がリアルタイムに把握でき、その情報が蓄積されることにより、情報が時系列で把握可能ともなった。

※1「EPC」 Electric Product Code
  現在の商品識別用バーコードに代わる次世代商品コード
64ビットもしくは96ビットで構成され、商品を単品ごとに識別できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:24| 荷主企業