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1999年11月06日

【流通】インターネットで求貨求車  情報入力100件無料に 尾崎運送

尾崎運送(本社、高松市)は、インターネット上で公開している求貨求車システム「トラックネット」のサービス内容を十月から変更した。
「トラックネット」は、平成9年4月から試験的に無料で運営を開始、今年4月から半年分の会費(1万2千円)で稼動していた(2年間でのアクセス件数は約4000件)。今回の変更で、貨物情報・空車情報の入力は1社につき100件までを無料、100件を超えると1件当り100円と設定した。

や: 難しいよね

あ: 何がですか

や: こうゆうinternetを利用した
求貨・求車情報サービスって

あ: えっ、でも今後のinternetの普及を考えると
有望なサービスだと思います
運輸省も「物流情報センター」を組織して
こうしたサービスを行なうらしいですよ

や:
 
国とか民間とかいう問題ではなくてさぁ
新しい売買の世界ができたって事が大切なんじゃない

あ: 新しい売買世界?

や: 同じようなサービスで
一番有名なのが、株式売買じゃん
東証、大証、いろんな公の市場がある中
ナスダックのような市場もいよいよ日本上陸するじゃない

あ: 孫さんの!

や: そう、
結局、国・民間が問題じゃなく
使いやすく、ユーザーが満たされる市場かどうかってこと!

あ:
 
難しいっていう求貨・求車情報サービスの今後って?

や:
 
物流の情報(需要・供給)って複雑なんだよねぇ
例えば10t車っていっても
いろいろあるじゃん
最大積載量・容積、形式、現在地 ・ ・ ・
そして、その前にどんな仕事をしてたかとか、
例えば、鮮魚を運んだ後に
アパレル衣料は積めないとか(服が魚臭くなってしまう)

あ: じゃ、どうしたらいいんでしょうか

や: 株式市場にもいくつかの「種類」があるじゃん
上場一部・二部、店頭公開・ ・ ・
同じように、物流情報もシチュエーション事に
分かれてもいいんじゃないかなぁ
幹線輸送毎、地域内輸送、一次・二次輸送って感じに

あ: なるほど
そうすれば、ユーザーも的を得たサービスで使いやすいですね

や: それと、注目すべきはオークションだね

あ: あー、有名なところでe―bay
それからYAHOOもありましたよね

や:
 
そう、後中古車のオークションもね
物流需要・供給情報も同じような
仕組みも出てくるんじゃない

あ: でも、これらのオークションは一回きりですよね
物流需要・供給情報って何回も発生しませんか

や: いいところに気が付いた!
そうなんだよな
何回も取引きがあるんだったら
こんなサービス抜きにもできるもんな ・ ・ ・

あ: あと気をつけるとしたら

や: 決済システムでしょ
手形・月末締め翌月払いとか
いろんな形態に対応できないとね
更にブランド(知名度)かな

あ: でも、こうした市場が
どうゆう役割になっていくんでしょうね

や: 既存の流通システム(GMS・CVS)には
メーカー・卸・小売りという役割があって
今、問題になってるのが
「卸がいらないんじゃない?」ってことだよね

あ: そうですねぇ、internetでの直販や
CRPとかが増え始めていますよね

や: でも、物流業界には必要なんだよ

あ: えっ? 何がですか?

や: 物流サービスの卸機能だよ

あ: 物流サービスの卸機能?
つまり、物流サービスをまとめて買って
利用する人に販売するって事ですか?

や:
 
ちょっと違うかな?
要は、今の物流供給情報と需要の
マッチングなんだよ
いかに多くの物流供給情報と需要情報を扱えるか
つまり「物流情報の卸」って事かな

あ: なるほどねぇ

や: 物流サービス供給者、情報卸、需要者(荷主、3PL
この三者間で、物流サービスのSCMが必要なんじゃないかな

あ:
 
物流サービスのSCMですか?

や:
 
そう、
こうしたサービスも
一つの重要な機能となるんじゃないかな

あ:
 
そうなってくると
業界の構造も変わりそうですね

や:
 
そう、もうすぐね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:06| 流通