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1999年12月01日

【流通】ニチレイ キューサイの物流業務を一括受注

ニチレイはキューサイの冷凍青汁の物流業務を一括受注し、利益分配制度を含む3年契約とした。ニチレイの提案をもとにキューサイが物流コストを削減、合理化で得た利益の一部をニチレイに還元する仕組み。

や: いい取り組みだね!

あ: そうですね
利益配分なんて
まだまだ新しいですよね

や: 今までは物流事業者 対 荷主の関係には
大きなジレンマがありがちだったよね

あ: ジレンマですか?

や: 荷主は物流コストDOWNを希望
物流事業者は売上げUP、
お互いの関係はトレードオフだったんだよ

あ: お互いその中で、妥協点を見出そうと
してましたもんね

や: でも、今回紹介した取り組みでは
お互いが同じ方向で取り組みやすいよね

あ: 物流事業者からみれば
自分の売上げUPだけでなく
お客さんの利益を出すための
活動を余儀なくされますからね

や: それと、これからは
荷主(物流需要者)の物流を運用していく
事業者が重要になってくるよ

あ: 今までの物流業者とは違うんですか

や: 前にも話したかもしんないけど
荷主の物流部門に代わって
物流システムを構築し
アセットは自分で持たず
実運送事業者を管理していく

あ: いわゆる3PLですね

や: 近い存在だろうね
ただ、こうした取り組みにも
問題があると思うよ

あ: 問題なんてあるんですか

や: 永遠に利益率を増やし続ける事は
出来ないんじゃないかなぁ

あ: そりゃ限界はあるでしょうけど

や: 次の契約、又その次の契約は ・ ・ ・
前回よりも良くない条件は出しにくいじゃん

あ: それは今の関係でも同じですよね

や: そうなんだよね
その時代時代にあった
物流システムにしていくべきってことかな!

あ: いずれにしても
今回紹介した取り組みは
新たな「風」を感じます

や: こういう事例がどんどん出てくれば
物流事業者にとって
荷主との新しい関係が
できてくるよ
成功を祈りたいよね

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投稿者:gotsuat 15:46| 流通