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1999年12月10日

【流通】返品・欠品の削減で協力を 百貨店協会とアパレル協会

日本百貨店協会と日本アパレル産業協会は、返品・欠品の削減を目的とする取引制度の改革の為、諮問委員会であるファッション・ビジネス・アーキテクチャー委員会を共同で設置、2001年3月をメドに指針を策定する。
不明確な販売形態の改善・在庫責任の明確化、又、業界標準仕様による需要予測システムの立上げも検討しており、システム面でも返品・欠品を防ぐ。

や: 日本的商慣行が
直面している問題だよね

あ: 返品制度は外国では
あまりみられないそうですもんね

や: ただ、こうした問題は
理想と現実があって
携わっている人は
わかってんだよ きっと

あ: でも、どうしようもない

や: これは、激しい競争があって
利益追求の結果、こうした問題がおこってんだよ

あ: でも、こうした問題を直視して
改善する動きはいいと思います

や: 確かにね
ただ、気をつけたいのは
返品・欠品を減らして
果たして本当に得をするのかを考えないと

あ: 必ずしもそうならないと?

や: それを検証すべきって事!
悪い部分を1点直しても
全部よくなるとは限らないじゃんか
例えば、ひどい風邪をひいて医者にいって
効き目バツグンの薬をもらって
風邪が一気に治ったとしても
きつい薬のせいで副作用があったとしたら
まったく意味ないじゃん

あ: そうですね
返品をゼロにしても
商品が売れなくなれば意味がない

や: そうなんだよね
返品・欠品をなくす事だけを考えれば
他にしわよせがくる可能性が十分あるって事!

あ: 最近よく耳にしますが
部分最適じゃなく全体最適が必要って事ですね

や: そう、そしてその取り組みが
消費者にとってプラスになって
自社の利益となるか?
要するに企業価値は何なのってことだよ!

あ: いやー!
奥深い問題ですよね
ちょっと軽い気持ちで考えていましたよ

や: これからは
1点だけを分析するようじゃ
通用しないよ!
洞察力を養わないとね

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投稿者:gotsuat 14:28| 流通