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1999年12月14日

【流通】歳暮ギフト ネット販売拡大

internetによる歳暮ギフト商品の販売が拡大している。売上げが前年比10倍に達するところも登場し始めており、今後も拡大が期待される。

や: 百貨店(デパート)はこれから注目だよ

あ: 今、あまり元気ないみたいですけど ・ ・ ・

や: 確かに元気ないけど
老舗の百貨店は優位性があるよね

あ: 優位性って何がですか?

や: 今まで適正な価値で商品を
販売してこれた「ブランド力」なんだよ

あ: ブランド力ですか
これはすぐには獲得できないですよね

や: internetを利用した販売と
それにあった流通システムを持つ事ができれば
百貨店は一気に「internet関連企業」になっちゃうよ!

あ: そうですよね
老舗百貨店の包装紙だけで
安心して大切な人への贈り物ができますからね

や: 実はさっきお歳暮をおさめてきたんだけど
すごい人だったよ

あ: これがinternetでできるようになって
本当に便利になりますよね

や: あと、誰に何を贈ったかという
過去の実績を管理して
買う側の人に提供できれば
結構助かるよね

あ: そうすれば、お客さんの囲い込みも
できますもんね

や: 「いいものを贈っている」という
信用の証として
どこで買ったかという「ブランド」が大事!

あ: 安心だけじゃなく
高級感みたいなものがあります

や: そうなんだよ!
今は百貨店が商品を買って
それを店頭に置いて販売しているよね

あ: そうですね
商品の仕入れ、そして販売のかたちです

や: それが例えばinternet上で
あるメーカーのAという商品を販売するときに
老舗百貨店の「お墨付き」とか
「太鼓判」みたいな証を提供できたなら
Aという商品の価値は
どうなると思う?

あ: んー
誰かに贈る商品だったら
選びやすいですよね
その百貨店の包装紙で包めば

や: そうなるだろ
老舗百貨店の(包装紙が)持っている
ブランド力なんだよ!
こうなると、情報は複雑に動いて
物は単純に動くようになるんだよな

あ: えっ? ちょっとわかんないですけど

や: internetでの買い物には
いろんな不安がつきまとうと思うけど
百貨店というブランドがあれば
安心して買えるし、人に贈れる

あ: つまり、そのブランドだけを
internetで商品を販売している人に
何らかのかたちで提供するって事ですよね

や: 反対に物流は
売った人から買った人まで
ダイレクトに送れるんだよ

あ: あー そういう事ですか
物は直接売りたい人から
買いたい人へダイレクトになる
そして商品のブランドという無形の情報が
今までは駅前の一等地の店頭とかだったのが
いろんな人へ提供されるんですね

や: これを考えると
百貨店はこれから注目なんだよ

あ: internet関連企業になれば
すごい可能性がありますね

や: こういうブランド力っていうのは
ちょっとやそっとでは
手に入らないからね
今後の百貨店には絶対注目!!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:26| 流通