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1999年12月29日

【流通】需要予測制度向上

ライオンは420品目ある家庭用品部門で需給調整管理システムを稼動させた。データベース化している過去2年分の販売実績から需要を予測、来年には営業担当者からの店頭情報を加え、精度を高める。

や: マニュファクチュアの時代ですよね

あ: 何ですか、いきなり

や: 工業化社会でいう「工場」ができる前の状況だよね

あ: ???

や: つまり「知識・情報化社会」が
はじまりつつあるって事かな

あ: 知識・情報化社会っていいますと?

や: ちょっと、マジで語っちゃうけど
「モノ」が経済の源だったこれまでの経済
いわゆる「工業化社会」だったんだけど、
これからは「知識」とか「情報」が源になる
「知識・情報化社会」なんだよ

あ: つまり今までは「モノ」に大きな価値があったのに対し
これからは人間が知っている「知識」とか
いろんな「情報」により大きな価値が出るんですよね

や: そうそう!
その辺りに付いては
ロジ・ヤマダ博士がコラムでも書いてるし
参考にして欲しいな ・ ・ ・



や: ところで20世紀を代表する車として
T型フォードが選ばれたんだけど
大量生産を可能にした工場と
同じような機能を持つ工場的な役割が
知識・情報化社会でも必要になってくるんじゃないかな

あ: 工業化社会で言う工場と
同じくらいの投資って結構な額になりますね

や:
 知識・情報化社会で
価値の高い企業となるには
当然の行為かもしんないね

あ: そうなんですかねぇ

や: 様々な情報、あるいは知識から
価値あるもの
例えば計算式や公式が生まれてくるよ

あ: 計算式?公式って?

や: 例えば前にも話したけど
売れる商品の組み合わせの法則性だとか
商品の色と販売時期の関係とかね

あ: でも、知識や情報だけで
そんなすごいものが生み出せるんですか?

や: いや、そうした知識や情報から
いかに価値あるものを生み出すかっていう
力が要るんだよ
工業化社会でいう
技術力とか加工能力のようにね

あ: やっぱり人の力も重要なんですね   

や: 今、ひろえない数字を
収集・保存・加工・そして計算式を割り出し
アクションをはやくおこす
これをどうやっていけばいいかを考えるのが
これからホワイトカラーの
本当の役目になっていくんじゃない

あ: そういう意味でも
ライオンさんは進んでますよね!

や: 企業体一つとして進んでるって感じだし
それを行なう人材も整っているって事だよ

あ: 今後この取り組みを
SCM構築に結び付けるそうですしね

や: こういう活動が
物流セクションから
参画できるかも重要だよ

あ: 知的物流業となる条件ですよね

や: 我々が日々努力している事と
同じだよね!!

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投稿者:gotsuat 13:19| 流通