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2000年02月24日

【流通】在庫情報 荷主が自由に検索

日本通運は米国で、荷主がinternetのHPから倉庫の在庫情報を自由に検索できるサービスを開始した。これまではEDIを実施している荷主に限り検索可能だったのが、どんな荷主でもリアルタイムで検索できるようにした。

≪3つの要点≫

1 発行したパスワードにより、利用は無料
2 リアルタイムな在庫情報の入力、管理が必要
3 将来輸送中の在庫情報も検索対象に

 

や: 物流会社にとって
こういった情報の提供は
必要な部分です

あ: 特に在庫情報は
銀行の預金額と同じですから

や: これは運用面が大きいんじゃない?

あ: 運用といいますと
実際、どのように使っていくか
或いは使えるようにしていくかですね?

や: 例えば在庫情報をどの時点で把握するとか
特にリアルタイムな情報を提供という事だから

あ: 商品が入出荷した時点での情報更新も重要です

や: 例えば輸送中は誰の在庫?とか
棚卸しも含めた問題もあるよね

あ: 工場間の受け払いでもよくあります

や: あとは基本的な事なんだけど
在庫情報と現物在庫の「差異」を
何%で合わせるかだよ

あ: ほんと基本的な事です!
でも在庫情報のリアルタイム性を考えた場合
この問題は大きく影響します

や: バーコード対応していない商品を
どう対応させるとか

あ: 情報を電子化する手段として
どういう方法を使うのか
実際に作業を担当する人の
運用方法も含めて考えないといけません

や: あと、保管をメインに考えた倉庫でなく
SCM的な視点で倉庫の機能を考えないと

あ: 荷主と倉庫業者の考えが
トレードオフの関係ではSCMは難しいです

や: 保管量が減って利益が少なくなる
こうじゃなくって
どうやって効率よく商品を流すか?
そして新しい料金体系を構築しないとね

あ: WIN−WINの関係が築ける
料金体系 = 契約方法が
これから主流となると思います

や: あと、標準化っていうのも重要だと思う
中小の荷主に対しても
同じサービスを簡単に提供できれば
普及が進むんだろうね

あ: しかし、このサービスには
びっくりしましたね

や: さすがは日通さん!


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投稿者:gotsuat 15:36| 流通