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2000年02月29日

【流通】店舗建設に弁当方式

セブン−イレブン・ジャパンは店舗建築において、弁当、総菜で培ったジャスト・イン・タイムを、店舗の件地区に取り入れる。工期が従来の半分以下、建築コストが3割安い新しい新工法を導入する。

≪3つの要点≫

1 資材発注から着工までの期間が短くなる
2 現場の作業を軽減、工期を従来の半分以下に
3 建築に関わるコストの把握が可能

 

や: 今、実際に店舗を建築してるのは誰?

あ: そりゃぁ、建築会社(=工務店)じゃないですか
建設する店舗の地元のね

や: その建築業界に熱い風!

あ: 熱い風?
セブン−イレブンじゃなくって
建築業界にですか?

や: ひとことでは言い表せないけど
比較的古い商慣行が残ってる業界じゃんか

あ: 商慣行って言うよりも
ある異種、職人気質っていうのが
強いですからね
あっ、そういえば
物流企業にもそういう所ありますよね

や: CVSの店舗建築だろ、
当然同じような建物を建てる訳だから
資材の調達から組み立てまで
一括したカタチでコストダウン、期間短縮が可能になる

あ: これは車の製造で言う
モジュール化に近い方法を取り入れるようですから

や: SCM的な仕組みだよね
いい仕組みをうまく波及させてるよ
他CVSとの出店競争でも有利になるよ
後、リサイクルの事も考えてたらすごいよ!
って言うか、考えてるとは思うんだけどね

あ: リサイクルってどういう事ですか?
建築時の廃棄物回収の事ですか?

や: いやいや、それも重要だけど…
開店、閉店が頻繁に起こるCVSで
閉店する店を解体して
開店する店舗で利用できるようにしたら?

あ: いやー、それは気がつきませんでした
開店・閉店のタイミングや立地にもよりますが
上手く活用できれば
コスト、環境問題にも対応バッチリじゃないですか!

や: すっごい優位性になると思うよ!
そしてこれはセブン−イレブンだけじゃなく
建築業界に影響が大きいんだよ!

あ: 職人気質の残る建築現場にも
こうしたシステマティックな考えが
浸透していけば、変わりますよ、そりゃ!

や: 建築業界復活のキーワードかもね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:33| 流通