<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2000年04月05日

【流通】環境問題が社会システムを変える

ナ: 環境問題に関する様々な規制がありますが
特に物流に関わる規制については
ハード的なものが多いと思われます

あ: いわゆるNOx規制でしたら、適合車輌の使用や
今回東京都で検討されているDPFについても
ハード的なものが求められていますが
いづれにしてもハード的なものです

ナ: やはりハード的なものによる規制の方が
管理する側、守る側、双方が取り組みやすいという事です
ただ、そこにも落とし穴があります

あ: 落とし穴ですか?

ナ: 規制を守る事、これが第一になってしまいます
以前も触れましたが
受動的な取り組みに陥りがちです

あ: これさえ守っておけばいいって感じですね!

ナ: しかし、環境問題については
特に最近になりまして、そうした受動的な対応では
通用しなくなってきたと思います

あ: 積極的な取り組みを見せている企業が
目立ち始めていますからね

ナ: それに、そうした受動的な対応では
規制が厳しくなった際
その規制内容によっては
新たな投資が必要になる事もあります

あ: 環境問題だけではないですよね
その業界をリードすべき企業というのは
常に一歩先んじないといけませんね

ナ: コストやインフラ面の課題も当然ありますけど
ハード、ソフト双方での取り組みが必要です
その上で、新たな規制について
積極的な主張ができるようになるべきなんです

あ: 言われて守るだけでなく
自分達で規制をつくっていく感じなんですね!

ナ: ただ、まだまだ難しいんですけどね ・ ・ ・
物流業界でも
環境問題に対する規制、そして主張が出始めています
環境負荷低減という目標に向かって
国や企業、個人が積極的な意見を出し
環境についてのルールをつくり上げて行ければいいと思います
環境問題を通じて社会システムが変わっていくんです!
 

 

◇◇◇関連記事◇◇◇

★ 全ト協 東京都に要望書を提出

全日本トラック協会はディーゼル車対策について、慎重な検討と十分な配慮を求める要望書を提出した。主な要望は、トラック業者のみに過度な負担がかからないような支援、都内に乗り入れる事業用トラックへの配慮、DPF認定基準は国と十分に調整する、長期規制適合者は義務付け対象外など。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:47| 流通