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2000年04月13日

【流通】ネット市場が盛り上がり…

あ: ネット市場は、B to Cよりも
B to B市場の規模が大きいと言われています

や:
 America、そして我々日本でも同じで
企業もB to B市場への取り組みを始めている
株価にも反応するしね

あ:
 でも、ネットを使ったB to B市場って
今、各社それぞれがスタートさせてますが・ ・ ・

や:
 ネットを使ったB to B市場というのは
    @ 購入する側による市場
    A そして第三者的に「場」を提供するもの
があるんだよ

あ:
 そう言えばその二つのパターンがありますね

や:
 メーカー系で見られるのは自社の調達部分をマーケット化して
取引き業者に対し、絞り込んだり、或いは拡大したり、入れ替えたりと
いろんな目的によって異なってくる
例えば日産では今の取引先が本当にいいのかを再考し
取引先の絞り込みを図ったりしてるよね

あ:
 トヨタ自動車は逆に拡大をはかるようですね

や:
 一方、総合商社のような企業のつなぎ役
つまりマーケットをつくって売手買手が出会う
「場」を提供するパターンもあるよね

あ:
 この場合は、「場」を提供する主催者が
会員制や売買成約時の手数料を徴収するケースが多いですよね

や:
 差別化としてマーケットの優位性構築がKeyだよ
例えば商品サンプルを事前に送ったり
金融ヘッジができる・できないとかね

こうしたネットを利用したOPENなB to B市場によって
新規参入がしやすくはなるんだけど
グローバルなロジスティクスをどう設計していくのか?
そしてこういった市場の開設で、コスト削減効果だけでなく
確実な調達ができるかということです

あ:
 えっ?どういう事ですか?

や:
 例えば携帯電話の製造では
部品の調達確保がすごく問題になってきてる
いかに確実に部品を調達できるかの競争にもなってるんだよ
当然企業としても、販売チャンスを逃したくはないし
市場を形成する企業として
そのあたりも重要視しないといけないんじゃないかな

あ:
 なるほど
需要・供給のバランスを考えて
このような市場の利用方法を考えないといけないんですね

や:
 あと、欧米と日本では、文化も違う
人間的な関係が商慣行を生んでしまうし
ドライな関係を形成できるかも・ ・ ・ ?
市場によっていろんな特異性が出てくると思うし
動向をみて利用すべき方法を考えないとね!

 

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★ 部品のネット調達拡大
internetを利用して部品や材料を調達する企業間の電子商取引が急速に広がっている。電機、情報関連企業が先行、自動車業界にも浸透しており、調達側はネットを効率的に活用できればコスト競争力で優位に立つ、又、力のない部品メーカーは淘汰され、企業の優劣構造が一段と鮮明になる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:40| 流通