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2000年07月26日

【流通】物流をうまいことする為に・・・

な: そういえば「あ:」さんって
配車の経験があるんだよね

あ:
 ほんの少しですけど経験しました
まず様々なオーダーに対して
一番いいと思う輸送手段を選んで
その中からトラックを利用するものについて
いわゆる配車をしていたんです

な:
 その一連の業務の中で無意識に
いろんな情報の収集・加工・発信を行なっているよね

あ:
 そうですね
今盛んになってきた求貨求車のモデルというのも
実際にトラックを運用している人のノウハウに
非常に近いカタチだと思います

な:
 トラックを中心に海上コンテナやトレーラーなど
いろんな物流情報の市場が登場しているけど
輸送モードを超えたものについては
まだまだこれからなんだろうね

あ:
 物流需要情報によって
最適な輸送モードの選択を行なうのは
今のところ人間の頭脳に頼っています

な:
 トラックの求貨求車でも
発地・着地といった情報以外の情報がこれから収集され
市場にさらされて評価対象になってくる
そして現場では詳細な情報をもとに
作業の効率化や省力化が実現されるはず

あ:
 その為にも、まず輸送モード毎に情報を比較できる
データベースの構築が必要でしょうね
求貨求車の取引き市場が活発になるほど
コストが下がると言われていますが
逆に諸条件によって上がるものも出てくるって
以前「や:」さんがおっしゃってました
なぜコストがかかるのか?
根拠となる情報の収集が必要ですよね

な:
 最終的には一番最適な輸送モードを選択できる仕組みが
これから益々重要になるだろうね
積み地や荷卸し先での諸条件、ドライバーの特性・生産性などの
詳細なデータベース
そしてその情報と連動した求貨求車の仕組みによって
最適輸送手段の選択が可能になってくる

あ:
 庫内作業システムではIT化が進んでいるようで
その辺りまでを網羅したものが利用され始めています

な:
 輸配送についてもIT化が進んで
輸送に関わるより詳細な情報を元にした
物流システムの構築がはじまっていくよ
「あ:」さんがやっていたような業務も
これから大きく変わると思うよ

 

◇◇◇関連記事◇◇◇

 

『運輸省 物流総合情報提供システム開始』
運輸省は物流業者を対象に、モード、業者横断情報を収集・加工して一元的な最適輸送手段の選択を可能とする「物流総合情報提供システム」の調査・研究を開始した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:36| 流通