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2000年09月20日

【流通】百聞は一見にしかず

あ: 「ま:」さん、ちょっと聞いてよ

ま: どうしたんですか?

あ: この間、夜、通販のTVを見てたんだよ
欲しいと思った商品があったんだけど
操作方法や形をもう少し見たかったのに
番組の時間が短くてよく分からなかったんだよ

ま: 通販のTVって時間が限られてるし一方的に
情報を提供しますもんね

あ: そうなんだよ!
ぜんぜんインタラクティブじゃないでしょ
もっと詳しく知る方法はないのかな

ま: そういえば!
この間、対話ができるTV通販の話を聞きましたよ

あ: じゃ今日はその話をしようよ

ま: それではポイント

 

カリスマオペレーター?
・長期的なリレーションシップ

 

あ: 対話ができるTVがでたの?

ま: TV自体にはしゃべれないんだけど
TV画面に映ったオペレーターと電話で話しながら
商品を買うことができるんですって

あ: じゃ、商品を画面を通して見ることもできるし
オペレーターと話をしながらいろんな部分を
知ることができるわけだね
例えば、洋服を画面で見ていて
ボタンの付け方や、袖の縫い方、裏地など
気になる部分も見れるってことだよね

ま:  そういうことですね

あ: 画面で相手側がみれるから
消費者は、電話だけで商品を購入するより
安心して選べるし

ま: 「百聞は一見にしかず」って感じですね

あ: この場合、消費者の細かいニーズに
対応できるよね
目で見れる強みに、質問できる強み

ま: しかも、自宅に居ながらそれができる

あ: 売手側もいろんなプレゼンテーションが
できるしね
前にも話したけど、通販のモノをどのように
消費者の購買意欲に結び付けるかが
鍵になってくる

ま: この間のE→Rへの変換ってやつですか

あ: そうです、よく覚えてましたね
そして、このオペレーターによる通販が進んでいくと
カリスマオペレーターなんてのが出てくるかもしれないね

ま: カリスマオペレーターですか?

あ: そう
消費者の御用聞きみたいなオペレーターがでてきて
ベネフィットをいつも提供してくれる
「この人が言うのだから間違いない」などと
言われるようなやり手のオペレーターが誕生するかも

ま: まさにカリスマですね

あ: そうなるとおもしろいでしょ
○○が行うTV通販!なんて人気がでて
商品がよく売れる
消費者側も専属オペレーターを求めたり・・・

ま: 専属オペレーターがでてくると、商品のアフターケアーも
しやすくなりますよね
「この前の商品はどうでしたか?」とか

あ: そうだね、One to Oneマーケティングもしやすくなるでしょうね
話をすることで消費者のニーズが分かりますし
この間、こんな商品を欲しがっていたとか
この人には、これを勧めようとか・・・

ま: 次の購買にもつなげることができるってことですね

あ: そうすることによって、消費者との間に
長期的なリレーションシップが築けるでしょ
これは、本当に大事なことなんだよ

ま: 消費者とより親密になりますもんね
他の通販との差別化にもなります

あ: 今、消費者との対応はコールセンターの利用が一般的だよね
One to Oneマーケティングを実行する上で
今回の取り組みのように、様々な手法が
登場するだろうね

ま: なんか難しいですね

あ: 要は、どれだけ消費者の視点にたった
販売活動ができるかってこと
それによって、普段なら見過ごしていた商品も
欲しくてたまらないの高い商品に感じたりするかもしれないね

 

ま: 今日も勉強になりました

◇◇◇関連記事◇◇◇

『対話ができるTV通販』

 

英国の冷凍食品小売大手のアイスランドは、双方向通信技術のメディア・ロジックが開発したシステムを活用し、新しい無店舗販売手法を導入する。顧客が家庭でテレビに映るオペレーターと直接電話で話しをしながら商品の注文ができるのが特徴で、ケーブルテレビ(CATV)に加入していれば利用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:53| 流通