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2000年09月27日

【流通】SCM お後も大事です

あ: 「ま:」さん車を買う予定なんかないですか?

ま: ちょっと今はないですね
車がどうかしたんですか?

あ: 車を買い換えようと思うんだけど
今の車をどうしようかと思ってね

ま: internetオークションに出品してみたら
どうですか?

あ: そうしようかと思ってたんだけど
どこに出せばいいのか迷ってて・ ・ ・

ま: そう言えば、最近ネットを利用して
消費者の商品を企業が落札するサイトを見かけましたよ

あ: おっ!何かおもしろそうだね

ま: じゃ、今日のポイント!

 

・ C to Bの新たな市場
・ 消費者発の流通
・ 流通をつくるのも消費者?

 

あ: このサービスは出品するのは消費者で
企業が落札者になるんだよね

ま: そうです
B to BやB to C、そしてCtoC市場がある中で
今度はCtoBの市場を作ろうとしているんですよ

あ: 消費者から企業へと商品が流通するんだよね
でも、よく考えると変な感じだよ
元々消費者は企業から商品を買うんだろ
それをまた別の企業に買い取ってもらう
BtoCtoBtoC・・・・・

ま: 一言でいえばリサイクルって感じですね
でもどうしてこのようなサービスが登場するんでしょうか

あ: 中古でも価値のあるモノがたくさんあるでしょ
ただ陳腐化があまりにも速いものは
こういうサービスには合わないだろうけどね
それと消費者が持っているモノの中で
既に役目を終えたモノが結構あるってことじゃないかな

ま: わたしも山ほどありますよ
「キン肉マン」の人形が無数に・・・

あ: それなんかいいんじゃない
レア物を集めて販売する企業や
個人にとってはすっごい価値のあるものじゃない!
持ち主には価値が薄れてきていても
別の人にとっては価値の高いモノになったりするからね

ま: そうですね
特に市場に流通した量が少ないモノって
中古品でも値段が下がりませんよね

あ: internetを利用したオークションなど
消費者側から価値を提供できるサービスの登場で
そうした「眠っている価値」を
本当に必要としている人と
簡単に結びつける事ができるようになったって事!

ま: 消費者からの情報発信が
盛んになるのがわかります!
プロシュマー化でしたっけ?

あ: そうそう、以前にも話したよね
このプロシュマー化した消費者に対して
最適な流通を構築しようと
様々な取組みが行われている

ま: SCMがその中心ですね

あ: それと「その後」の流通も
これから重要なんじゃないかな

ま: 今回紹介したような
消費者からの流通ですね

あ: リサイクルに対する取組みも
規制も含めて進んでいる
例えば家電リサイクル法など
消費者にとって価値のないモノに対して
お金がかかる時代になってきた訳だし・ ・ ・

ま: 環境問題も考えても
こうした流通をどうしていくのか重要ですね

あ: メーカー主導型の流通から
消費者主導型の流通へ ―――
よくこんな事を耳にするんだけど
言ってるのは企業の人でしょ!
本当に消費者から価値のあるモノ・ないモノが
うまく流通する仕組みが消費者の手によって
つくられて行く ・ ・ ・ そんな時代かもしれないね

◇◇◇関連記事◇◇◇

『個人の商品 業者間で競売』

 

出品は消費者、落札は業者。インターネット関連ベンチャーのカカクコムは、個人が中古品などを出品、複数の業者が買い取り査定するネット競売市場の運営に乗り出した。まずは、パソコンと家電分野で開始。消費者から企業へと商品が流通するCtoBの形成を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:44| 流通