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2000年10月04日

【流通】物流システムの輸出

ま: オリンピックもとうとう終っちゃいましたね

あ:
 そうだね
今回は時差がほとんどなかったから
休みの日はずっと見てたよ
意外な選手の活躍で、普段はあまり知らない国も
こういう機会に知ることができるよね

ま: 私なんか涙するシーンが何回もありましたよ

あ: 何でも一生懸命している姿は素晴らしいね
人に感動を与えるよ
そこで、今日はオリンピックも大成功で終ったことだし
ちょっとグローバルな話をしようよ

ま: わかりました
そう言えば、電子商取引の物流・決済の代行サービスが
アジアでの展開を加速しているって話を聞きましたよ

 

・日本の「システム」を輸出
・CVSだけが拠点?

 

あ: 電子商取引の物流代行って
日本でもいろんなサービスが登場してきてるよ

ま: この前紹介したエスクローサービスを
使うサイトもだんだん増えてきていますし

あ: そうだね
で、今回紹介するサービスはこの電子商取引の物流・決済の代行を
アジアで展開しようってことだよね

ま: そうです

あ: 現地の企業と新会社を作り 
協力して進めていこうってことみたいだけど
なかなか面白そうだと思わない
「ま:」さんはどう思う?

ま: おもしろそうですか?
私には、ちょっと分かりません
何が面白いんですか?

あ: 私が面白そうだなと思ったのは
「日本で育った物流システム」を
外国に輸出しようとしていると感じたからなんだ

ま: ???
もう少し詳しくお願いします

あ: 日本ではCVS向けの
配送システムってかなり高度なものになっているよね
今回の試みは、この日本の物流システムを
海外に輸出しようってことだと思うよ

ま: なるほど
物流システムというソフトの輸出ですね

あ: そう、トヨタのカンバン方式みたいにね!

ま: でも、CVSがないようなところは
     どうするんでしょうね?

あ: 「ま:」さん、考えられるのはCVSだけじゃないよ
日本でもそうだけど、ガソリンスタンドや
スーパーなんかも利用できるでしょ
プラットホームはCVSだけじゃないんだよ!
要は、誰もが気軽に足を運べるところに
確実に届ければいいんだよ

ま: 基本はそこですよね

あ: 日本の場合は、ECが普及するにつれCVSを中心に
物流・決済の拠点が注目されるようになってきた

ま: そうですね

あ: だから、このサービスが海外で進んでいけば
現地の物流システムも変化してくるんじゃないかな
それに、日本側のノウハウの吸収はもちろん
日本への進出の足がかりになるかもしれないしね
同じように、日本にもカルフールが入ってきて
取引の方法にも変化が生じてきてるよ

 

ま: これは面白そうです

あ: みんながグローバルに考えようとしている今
「日本発!」の物流システムやその他のシステムなどの
いろんなインフラが海外で使われる可能性が
広がってきてる

ま: カンバン方式の
弟分になるかもしれませんよ


◇◇◇関連記事◇◇◇

『アジアで展開加速』

受注や物流、決済を中心に電子商取引関連の代行サービスを手掛けるグット・ウィル・コミュニケーション(GCM)は韓国や香港に現地の財閥系企業と合弁会社を作り、今月中に宅配や大手コンビニなどと組んで物流・決済体制を構築する。シンガポールやマレーシア・台湾にも10月以降新会社を設立する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:33| 流通