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2000年10月24日

【流通】ゲームはエンターテイナーに

ま: やりました!
とうとうドラゴンクエストZをクリアーしました
今日を記念日にしよう!(嬉)

あ:
 何をそんなに騒いでいるんだい

ま: だって、目標だったひとつの大仕事をやり終えたんですよ
これで心置きなくゲーム人生に幕を下ろせます(満足)

あ: なんだ、もうゲームをしなくなるんだ
せっかくいい話しを聞いたとこなのに(残念)

ま: なんなんですか「あ:」さん
そのいい話しって?

 

・ ハードの延命策?
・ internetとゲームの融合で?
・ ゲームがもっとエンターテイメント的に・ ・ ・

 

あ: この話しを聞いても、もうゲームをしないと誓えますか?

ま: えっ? そう言われると辛いですね
なんかあるんですか?

あ: カプコンが異なるゲーム機の利用者同士が
ネットを使って対戦できる新作ソフトを発売するみたいだよ

ま: それって「PS2」やPC、「ニンテンドーゲームキューブ」
それから近々発売される「Xbox」などでも
使えるソフトを発売するんですよね

あ: そう、PCでもOKだよ
今までのゲーム業界って
ゲーム機メーカーが他社との差別化を図る為に
有力ソフトメーカーの囲い込みを行なっていた
今回のカプコンの試みは
そうした慣習に少なからず影響を及ぼしそうだよ

 

ま: 面白いソフトがあるかないかで
ゲーム機を選んでいたのが
どれを買っても同じゲームができるわけですから・・・

 

あ: でもよーく考えると
同じような出来事が以前にもあったじゃない!

 

ま: ん―――――――――――――
わかりません

 

あ: ブラウザーだよ!

 

ま: あぁ――――――――― なるほど
パソコンのOSに関係なく使えますよね
殆どのパソコンに買った時からインストールされてるから
あまり意識しないかもしれませんね

 

あ: それにネット上でゲームの対戦ができるって言っても
すでにyahooなんかでできるじゃない!

 

ま: オセロ! はまっちゃいました!

 

あ: そういう意味では今回の取組み自体に
目新しさを感じない部分もあるんだけど
ただ、最近よく聞くのがハードのスペックが高くなるにつれて
ソフトの開発期間やコストが高くなってる
ソフトを開発する側にとってはリスクが大きいよね

 

ま: 確かに一昔前に比べて
画像の鮮明さ、ゲームの複雑さはかなり進歩しています

 

あ: ソフトの開発に時間がかかりすぎて
完成した時にはすでにプラットホームが変化していて
ユーザーが激減したり、存在しないかもしれない!

 

ま: そんなことになったら大変じゃないですか!
ソフト業界も大変ですね

 

あ: ゲーム市場で考えた場合
もっとエンターテイメント的になるべきじゃないかな
最近の映画業界のように・ ・ ・

 

ま: 映画業界のどのような点ですか?

あ: 例えば商品を証券化したり
ライセンスとして版権を売買したり

 

ま: あと興行収入によって
スタッフその他関係者の報酬が変わったり・ ・ ・

 

あ: そうそう
その他にはキャラクタービジネスへの転換
広告媒体としての役割・ ・ ・
リスクヘッジも考えてね

 

ま: そう言えばドリームキャストのソフトで
販売価格を低く設定したゲームを途中までした後
それ以降も興味があれば
追加金を払って最後まで楽しむ方法もありますよね

 

あ: 通信市場にも影響がありそうだよ
internetとゲーム・ ・ ・
これらが融合した場合には
コミュニケーションツールとしての色が濃くなる

ま: コミュニケーションですか?

 

あ: 例えばさっきの例のyahooゲームのオセロって
全く知らない人とオセロができるというだけでなく
チャット機能も付いてるってところが大きいんじゃないかな

 

ま: internetとゲームを通して
利用者同士のチャットによる
コミュニケーションが促進するという事ですか?

 

あ: まぁ そんな感じかな
逆にinternetと融合せず
ゲームとして完全に独立して
ゲームそのものの楽しみを提供するパターンに
特化するケースも考えられる

 

ま: ニンテンドー キューブは
モデムがついてませんから
その代表例になると思います

 

あ: ゲームとしてだけでなく
人々を楽しませようって事を
昔から追求してきた任天堂だから・ ・ ・
そんなことができるのかもしれないね

 

ま: 今ではソフト、キャラクターでも
その領域に入ってますよ

 

あ: もしかしたら
任天堂がテーマパークをつくったり・ ・ ・

 

ま: ディズニーか?ポケモンか?
最近アメリカで言われるそうですから

 

あ: ゲーム市場全体として
今後どのような流通の変化が起こるのか?
単にソフトの流通の仕方だけじゃなく
人々を楽しませるエンターテイメントとして
どんな発展をしていくのかも重要なんだよ

 


◇◇◇関連記事◇◇◇

『カプコン異なる機種で対戦可能ソフト発売』

ゲームソフト大手のカプコンは、異なるゲーム機の利用者同士がインターネット経由で対戦できる新作ソフトを発売する方針を決めた。
来秋に「PS2」やドリームキャストなど4機種の家庭用ゲーム機とパソコンに対応するソフトを発売する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:17| 流通