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2000年12月22日

【流通】日本企業が生き残るヒント

ま: そう言えば最近、トヨタ自動車と米フォードの提携が
噂されてましたね

 

あ: 日本の自動車メーカーでも
トヨタ自動車のような独立系メーカーが
世界的な再編で少なくなってきた

 

ま: その中でトヨタ自動車は
次々とヒット車を出しています
僕も次に買うならトヨタかな・ ・ ・

 

・ 取引先は地球の裏側まで探す
・ 優れたシステムが競争優位だけでなく商品に
・ 日本企業の優れている点、発展方法

 


あ:
 自動車業界の構造
そして最近の業界再編の動きを考えた場合
トヨタ自動車や日産自動車といった完成メーカーの役割って
一体どうなっていくんだろうね

 

ま: 従来の系列を越えた部品メーカーも再編に入ってます
完成メーカーとしては
デザイン力やブランド力が勝負になるんじゃないですか?

 

あ: それと調達力ね!
日産自動車なんて 今
従来の系列にあまりとらわれず
世界中を相手にして
一番条件の良い企業と取引きをしようとしている

 

ま: 一番良い条件の企業を探す為なら
地球の裏側でも行くって感じですね

 

あ: それに最近ではモジュール化も進んでいるし
完成メーカーとしての機能が
益々重要になってくると思う

 

ま: 今日紹介するトヨタ自動車が
自車開発部品やシステム自体を外販するそうですよ
珍しいケースです

 

あ: カンバン方式を世に送り出したトヨタ自動車だし
優れたシステムを外販する事は十分考えられるね
でも、こうした事がどんどん進んでいけば
自動車ってどこのメーカーのものなのか?
益々わからなくなってくるだろうね

 

ま: 今でも日本製の部品が
外国製の自動車に組み込まれていたりしますから
自動車ってどこの国のものなのか? 判別しにくくなってます

 

あ: トヨタの開発部品やモジュールの外販が進んで
他の完成メーカーがどんどん採用するようになると
トヨタ自動車としての役割って変わってこない?

 

ま: 何か部品メーカーのようなビジネス・モデルですね

 

あ: 自らのブランドで自動車を販売するだけでなく
開発部品や生産・管理システムの外販によって
部品メーカーとしての役割を果たすようになるかもね
例えばイタリアの高級スポーツカーに
トヨタ自動車としての開発モジュールが組み込まれたり・ ・ ・

 

ま: でも、そうなってくるとどこの自動車なのか
さっぱりわかりませんね

 

あ: 今後、日本の有名メーカーが持つ
高品質な技術力、生産管理能力と
世界的なブランド力を持った企業との融合が
今後進んでいくかもしれない

 

ま: 日本のメーカーが
黒子化していくんですね

 

あ: そうとは限らないんだけど。。。ね  

 


◇◇◇関連記事◇◇◇

『トヨタ 自動車部品・システムを外販へ』

トヨタ自動車は、世界の自動車メーカーを対象に、自車開発の部品やシステムを外販する組織を設け、オールトヨタのシステムのコーディネートから営業までを行なう。自動車メーカーがエンジンなどのユニットを他社に供給するだけでなく、外販前提の組織を設け、本格的に営業するのは珍しい。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:15| 流通