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2001年01月24日

【流通】ビジネスは 50:50

ま: 「あ:」さん
   今度の503シリーズ買うんですか?

あ: そういう「ま:」さんはどうするの?
   新しいモノ好きじゃない!

ま: 僕はちょっとお金が・ ・ ・
この古着を誰か買ってくれたら買えるんだけど・ ・ ・
オークションに出してみようっと!
でも、便利になりましたよね
こうして自分にとって価値のなくなったモノを
必要としている人に売れる「場」があるんですから

あ: 人によって価値観が違うって事は
昨日少し話をしたんだけど
この価値は、モノに対する共通の知識
そして情報を共有できるかに大きく影響する

 

ま: モノに対する共通の知識・情報?
みんな同じ事を知る事で
価値が生まれるんですか?

 

あ: 新しい知識や情報によって
新たな価値観を形成していく

ま: つまり今まで知らなかった事を知ってしまうと
今までと価値観が変わるって事ですね

あ: 例えば私の経験で言うと
数年前までは車の事については
街で走っている車の車種が何なのか?
ほとんど知らなかった。 。 。

 

ま: そういう人っていますよね
走れば何でも構わないって人!

あ: でも、ある人のお陰(?)で
最近車に関する情報が
どんどん入ってくるようになって
気がつけば車に関する新しい価値観が
頭の中を支配している事に気がついた

ま: つまり、今まで「何でもよかった」って人が
リッチネスな情報を手に入れる事によって
そのモノに対する価値観が変わったって事ですね!

あ: だから最近困っちゃってるんだよ
お金をかけないで良かったモノにまで
今まで考えもしなかった「こだわり」を持っちゃって...
(何とかして)

ま: でも、消費者に対して
そうした価値観を変えるような仕掛けって
非常に重要になるんじゃないですか?

あ: 定価販売じゃなく
オークションの利用も広がったりしているし
消費者が価値を決める機会ができつつあるじゃない?
いわば消費者も流通プレーヤーとして
考えてもいいんじゃないかな

ま: それじゃ「消費者」と呼ばないかもしれませんね
でも、それじゃ消費者が益々得をしていく事になりますね

あ: そうとは限らないんじゃない?

ま: えっ? どうしてですか?

あ: だってビジネスの基本は
一言で言ってしまえば価値交換でしょ
これをいかにうまく行なうのかが重要なんだよ
お互いが「ありがとう」って本気で言えるような価値交換が
ビジネスの基本って事!

 

   つまり、ビジネス(=価値交換)には損得はないんだよ

 

ま: なんか、そんなはずないって思ってしまいますね

 

あ: もちろん、ベストな価格かどうかは別にしろ
売った側も価値を享受できてる訳だし
お金をだした買手側も商品やサービスを享受できる訳だから
損得はないはずでしょ

同じ商品であれば
価格で差がついたりしがちなんだけど
その商品に対する知識・情報によって
消費者の価値観を変える事ができるような取組みも
差別化として考えた場合重要なんじゃないかな

 

ま: C to Cでのオークションを見ていても
売りたい商品のプレゼンテーションって
勉強になります

あ: 今の日本はモノの価値が多様化している
その中で消費者の価値感って最高に高度になっている
今のモノの価値はいろんなファクターによって決まるんだけど
この価値に気づいてどう展開するのか?
21世紀型消費者に対応するには
ここの辺りを流通全体として考えないといけないんじゃないかな

 
DeNA リサイクル店比較』

internetオークションの「ビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エーは、リサイクル店に対し買い取り金額を見積もり比較できるサイト「おいくら」を2月中旬に開設する。消費者が不用になった商品を売り出す際、リサイクル店や質店、古書店など複数の買い取り額を比較できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:53| 流通