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2001年04月26日

【流通】選ぶ → 探す! 決める!

―― オープン価格導入企業増加 ――

ま: 「あ:」さん〜
大変なんですよ!

あ: 「ま:」さん久しぶり!
今、NEWS52な人 Best10って企画をやってるんだけど・・・
何かあったの?

ま: 実は。 。 。 恥ずかしいんですが。 。 。
僕のPC ウィルスに感染しちゃったんです!

あ: えっ! そうなの!
大変だね

ま: で、いろいろしなくちゃいけない事があるんです
OSの再インストール
ドライバーも入れ直してね・ ・ ・

もう、PC自体も古いものだったんで
思い切って買い替えよって思ってるんです!

あ: リッチだねぇ

ま: 今のPCは家族の誰かに譲ります
そして自分用のPCを新たに購入しようと思って・・・
でも、久しぶりにPCの購入検討しましたけど
当たり前ですが、またまた進化してますね
中には価格も分らないものもありますし・・・
これってオープン価格ってやつですよね!

あ: そうそう
メーカー希望小売価格っていうのが
減ってきているらしから・・・

 

『オープン価格導入企業増加』

東芝SONYなどは、4月から付属品を除く家電のほぼ全製品を発売当初からオープン価格で発売しはじめている。SONYがこれまでオープン価格を採用していたのは全製品の約3割であったがほぼ全製品をオープン価格にした。これに対して松下電器産業日立製作所シャープ、三菱電機などは全面的なオープン価格の採用には慎重だが、小売店の「○割引」といった価格表示に対するブランドイメージ維持の為にも、今後オープン価格採用が広がると考えられている。

 


ま: でも逆に購入検討するには
ちょっと判断が難しくなりますよ
だって肝心要のハッキリとした価格が分らないですから

あ: もちろん小売り店頭に行ったり
ネット上で販売を行なっているサイトでは
確認できるでしょ

ま: でもオープン価格って
ある意味消費者にとってはわかりづらい面もありますね

あ: メーカー希望小売価格っていうのが
価値判断の基準になっていたからね
もちろんモノを購入する際に
価格情報は購入決定要素の重要部分だから
購入に至るまでのどの段階で価格情報を手に入れるのか?
そしてどんな手段で手に入れるのか?
ある意味において情報化が進んだことによって
様々な情報がオープンになりつつある現代で
消費者にとって今までの基準がなくなることは
自分でどうやってこうした情報を入手していくか
注目されるところだよ

ま: 僕も今回欲しいPCを選んでいるんですけど
自分で価格情報を手に入れる努力をしないといけないんですね
本当に欲しい情報は待っていてもやってこない!

あ: オープン化=自由というイメージで捉えるだけじゃなく
自らアクションを起こさないと何も得られないということも言えるんだよ

ま: 自由って大変なんですね

あ: 逆に「ま:」さんのような人を対象にして
相場を教えてくれるサイトがきっとあるハズ!
それと価格は誰が決めるものなのか?
改めて考えないといけないかも

ま: 価格は誰が決めるのか・・・
そりゃぁ 売る人でしょ!
まぁ 場合によっては買う側との交渉の上で
決定するプロセスもあると思いますが・・・

あ: 決められた価格の商品を
決められたカタチで購入する・・・
消費者としても単に「選ぶ」時代から
自ら「探す」「判断する」時代になっていくと思う
消費者のバイヤー化というか・・・

ま: 並べられた商品を
決められた価格で購入するという
買物としてのプロセスが変わるって事ですね

あ: この商品は「これくらいの価格なら買う」とか
自分の価値基準というものが
消費者の中で根付いてくると思う
メーカー希望小売価格・・・
そしてそれに対する小売り側の値引き率・・・
これまで消費者が同じ価値観として持っていたものが
個人の価値観へと変化していく・・・

ま: 僕も自分の価値観で
価格を含めたPCの判断をしていかないと
いけないって事ですね!

あ: そうした個人の価値観が反映される
取引市場の登場にも期待だね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:24| 流通