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2008年09月17日

【物流】国交省 優良ドライバーの安定確保を指摘

国交省がトラックドライバーの確保対策についての報告書「輸送の安全向上のための優良な労働力(トラックドライバー)確保対策」をまとめた。少子高齢化が進み、労働力人口が減少する中、同省は昨年6月から検討委員会を設けて検討し続け、トラック運送業の「人材」確保策をまとめ、業界団体、事業者、行政に求められる取組みを指摘した内容となっている。
具体的には、「優良トラックドライバーの育成・確保対策」として以下が挙げられている。
・業界のイメージアップと意識向上
労働条件の向上、見学や体験学習の受け入れ、安全・清潔感を強調したPRや取組み、学校教育での「物流」についての教育導入、Gマーク普及促進の支援、法令遵守について言及。 
・分かりやすいキャリアアップの提示
資格制度やキャリアアップ制度と収入が連動する体制・仕組み作りを新たに確立する必要があり、行政・団体サイドでのキャリアアップの優良事例の紹介や普及の必要性を指摘。
・表彰制度などドライバーの労働に対するインセンティブ
社内、行政・団体でのドライバーとしての業績評価、表彰制度、無事故手当等の報奨制度の充実について提言。
・ドライバーの質を低下させない方策の検討
ドライバーの採用水準を下げないように、事業者として間口の広い募集が必要で、行政・団体として悪質ドライバーへの的確な処分やアルコールチェックの定着化が必要。
必要なトラックドライバーの需給予測を行い、2015年に必要な数を推計した。
その他、教育・研修の充実・徹底や多様な労働力の活用についても述べられている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:19| 行政関連