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2001年12月10日

【流通】「馬鹿正直」が得をする!

――ネット上の仮想ペットが資産管理を指南――

ま: 残高はいくらかな?
ポチッっと

あ: (横から覗き見る「あ:」)

ま: ・・・・・
あちゃ〜!
ぜんぜんないや!
せっかく貯金しようと思ってるのに・・・
どうも使っちゃうんですよね

あ: 「ま:」さんよく銀行に行くもんね!
なかなか貯まらないでしょ

ま: 誰か僕を止めてくれる人がいたら・・・
今ごろ・・・
「あ:」さんは貯金できてます?

あ: えっへん!
僕にはちゃんと止めてくれる人が
いるからね

ま: そんなことないでしょ?
だって銀行に行く時って
ほとんど1人じゃないですか

あ: それがいるんだなぁ
ブレーキ役が。。。

『ネット上の仮想ペットが資産管理を指南』

インターネット専業銀行のソニー銀行は10日、ネット上の仮想ペットが預金者の資産管理を助言するサービスを始める。ソニー銀行が使用する仮想ペットは「ポストペット」。預金者が資金を家、旅行、結婚など目的別に分けて貯蓄すると、それぞれの目標額に達するまでポストペットが電子メールなどで励ましたり、注意したりする。


ま: SONYらしい娯楽性のあるサービスですね!

あ: 自分の事をちゃんと考えて助言してくれる存在・・・
友人、知人、親、兄弟。。。そしてポストペット!?
こういう存在が仮想世界にいろいろ登場してくれると
ネットショッピングで
様々なシュチュエーションの再現が
可能になるかもしれない

ま: 彼女との買い物・・・
友達との買い物・・・
こうしたシュチュエーションを再現!?

あ: あらかじめ彼女の好みを
この「友達ペット」に記憶させておけば
一人で商品を選ぶ時でも
友達ペットが一緒に選んでくれる???

ま: 「これきっと彼女に似合うよ!」
「いい感じじゃん」みたいに・・・

あ: もちろん
こうした助言に対する「信用」っていうのがあるからこそ
利用者にとっても「聞く」価値がでてくる・・・

ま: 利用者が「聞く耳持たない」ようになると
単なる独り言ですよねェ

あ: 購買決定のプロセスにおいて
情報発信者として
どれだけ「信用」してもらえる存在になれるかが
大切なんだよ

何も商品提供者から発する情報が
「嘘」って事じゃなくて
今の消費者は購買決定までに
いろんな媒体から様々な角度からの情報を
収集できるようになったでしょ!

ま: そうですね!
口コミ情報一つにしても
今までは知人経由が主流でしたが・・・
Webの掲示板などでは
いとも簡単にそうした情報が収集できます!!

あ: 様々な角度からって言ったけど
この内、広告的な情報が
今まで大きな存在だった

ま: CMや雑誌などで紹介される商品なんか
すぐに頭に残りますもんね!
それが いつしか欲しくなる・・・

あ: 営業マン、友人、雑誌、CMなど
いろんなところから情報が多面的に入ってくる
その中から最終的に意思決定するのが
「当事者」なんだけど
どれが本当なんだろうって迷うことも多い!

ま: どれも嘘ってわけでもないですからね!
そうか! そこで重要になってくるのが
情報に対する信用だけでなく
信用できる存在になれるかどうか?ですね!大切なのは
今回紹介したSONYのポストペット・・・
果たして信用できる存在になってくれるんでしょうか・・・

あ: 「その服はやめた方がいいんじゃない?」みたいに
言い難いことを言っても信用が
  崩れない関係が理想なんだけどね・・

よく「馬鹿正直」なんて表現がされるけど
これからは長い目で見て
消費者にとって「賢(かしこ)正直」な時代なのかもね!

ま: 「正直者は馬鹿を見る」から
「正直者は得をする!」に変更です!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:42| 流通