<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2002年03月20日

【流通】「トラックスーパー」誕生!

――花王、売り場作り支援・ネットで情報交換――

(フリーマーケットにて。。。)

ま: はい!安売りだよ。。。
さぁ買った!買った!

あ: 「ま:」さん何してんだよ

ま: さっきからこの値段じゃ何も
売れないんですよ
だから値下げを・・・

あ: ホント売れてないねぇ〜
商品が悪いんじゃないの???
並べ方とか見せ方とかも・・・

ま: そうかなぁ〜
あー誰か売り方とか教えてくんないかなぁ

あ: 僕が教えてあげようか?
友達がフリマのプロでさぁ
いつも僕の商品も売ってもらってるからね
売れ筋なんかの情報も共有してるし

商品を提供する方と売る方の情報共有って
大切でしょ

ほら
こんなシステムだって登場してる!

『花王、売り場作り支援・ネットで企画など情報交換』

花王はインターネットを活用した流通企業の売り場の特徴づくりや活性化を支援する。花王の販売子会社である花王販売が4月から店頭情報検索システム「コラボレーションエクスチェンジ(CEX)」をネット上に立ち上げる。店頭企画の成果評価から始め、将来は商圏や購買行動の分析に基づく企画の共同立案にも広げる。

ま: メーカー自身によって
小売りの現場情報をリアルタイムに近いカタチで
把握できるんですよね!

あ: SCMの浸透によって
販売情報によって適性在庫・生産活動が
必要に応じた体制が必要な時代。。。
『情報共有』の重要性が早くから言われてきたよね

特に販売情報の活用方法によって
チェーン自体の強みとなる

ま: その最強がウォルマートですね!

あ: 西友との提携で日本へ進出!!!

ま: 小売業世界一の売上って事は
商品の販売情報所有世界一とも言えますよ

あ: 所有だけじゃなくって。。。
「活用」できているんだ
新しい「答え」を導き出せるように。。。

ま: 紙オムツとビールですね

でもこうした『情報共有』によって
売れ筋商品とそうでない商品が
早い段階で「判断」されていくんでしょうね。。。
すぐに消えていく商品も・・・

あ: チェーンの垣根を越えて
メーカーとして横断的な情報発信も可能??

ま: 地域や業態毎の売れ筋・棚割り方法にも活用されたり・・・

ロジスティクスから全部メーカーがやっちゃうって事も???

あれ? これって時代の逆行かぁ。。。
駄目だこりゃぁ

あ: 物流コスト面において
センター集約化、
店舗への一括納入が進んでいる中で
あえてメーカー毎のロジスティクスもいいんじゃない?

ま: ????
そんな無駄な事。。。

あ: メーカー毎の売り場を設けた小売業もありかも???
食品コーナーの一角では日清食品のラーメン
やきそば、うどんが並んで、、、
その横には別のメーカー、、、ってね!

ま: それをメーカー自ら配送するなんて。。。
店舗側では混乱しますよ!
ムリムリ!

あ: 消費者にとっても商品を選ぶ基準として
メーカーブランドも重要でしょ!?
特売じゃなく
日常からメーカー別の置き場になったり。。。

ま: まさにメーカー直販?
小売業も「売り場」提供者ですね
店員による販売促進機能も。。。

あ: ん???
そのまま販売すればいいんじゃいないの?
配送車が売り場になって。。。

神社前にある夜店チックに
配送車両が棚に早変わり!?

そのままドライバー兼販売員が接客ってね

各メーカー毎に売り場(駐車場)が決まっていて。。。

「トラックスーパー」誕生!!!

ま: それって
生産拠点でのトラックへの積み込み作業が
店舗への納入作業が同じになるって事ですね!
所定の場所に各メーカーがトラックに積んだ
商品をトラックの中で販売する

あ: 売れ筋商品も把握できるし・・・
よくマンションに売りに来る
トラック販売の集合体かな?

既存の流通構造を完全に崩壊させるシステム。。。
トラックスーパー・・・
って事は物流業もそのまま販売すりゃ。。。

ま: あり得る!!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:19| 流通