<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2002年06月10日

【流通】リサイクル流通でソフトと消費時代へ

――帝人が「服から服へ」本格的リサイクル――

ま: 今年の夏はTシャツで決まり!
さっ! 早速見に行きましょう!

あ: なになに? いきなりどうしたの?

ま: もう 夏が来るんですから!!
早くTシャツが欲しい・・・

今年はどんなTシャツ買おかなぁ。。。

あ: 毎年いろいろ買ってるね
去年のモノとか着ないの?

ま: えっ? 何言ってるんですか?
(信じられないというような言い方で・・・)
そんなもの 着ませんよ
今年は今年の流行があるし

あ: そうなの、、、

ま: 「あ:」さんに言ってもわかんないかな

あ: でも、家にはいっぱいあるんじゃない?
今まで買った服が。。。

ま: 確かに。。。
なんとかならないかなぁ・・・
フリーマーケットでも開こっかな?

あ: リサイクルでしょ リサイクル!!

ま: ???????

『帝人が「服から服へ」本格的リサイクル』

帝人は5日、ポリエステル製の古着や製造工程で出る繊維くずを、再び衣類に使えるポリエステル繊維に再生する事業を7月1日から始めると発表した。合成繊維各社は、ペットボトルから繊維を作るリサイクルを進めてきたが、「服から服へ」の本格的リサイクルは業界初。

ま: 服が服になって手元に戻ってくるなんて。。。
って事は 素材自体が変わらず
カタチだけを変えて戻ってくるんですね?

あ: 素材自体がハードでカタチがソフト。。。
一昔前、家庭用ゲームでもあったでしょ
店頭にディスクを持っていけば
書き換えできるっていうシステム

ま: ありましたね
そういうシステム!!

あ: 従来のリサイクル商品って
違った商品になってたでしょ
ペットボトルがエプロンに。。。とか

ま: でも今回の場合は
まるでクリーニングに出すような感覚かもしれませんね
リサイクルという考え方が変わりそうです

あ: 新しい服を買う行為とリサイクルが
同一の活動になったりね。。。

ま: よく買物をする人も
無駄使いなんて言われることが減るかも?

あ: リサイクル流通の仕組みが
消費者の生活シーンに
かなり意識として浸透しているけど
実感としてなかなかイメージしにくい面もあるでしょ

自分が排出するごみが
どんな工程で どんな製品に生まれ変わるのか?ってね

自分の出した服が生まれ変わって手に入る。。。
資源の有効活用という意味での環境問題への取組みとして
なんだかリアルに感じることができそうだね

つまりリサイクルっていうのは
消費者が「消費」するのは
素材や原料というハードではなく
色、デザイン、所有欲といったソフト面になるって事なんだよ

ま: ソフトの消費時代ですか。。。これからは

あ: 学校、企業といった制服や買物袋などで
こうした取組みが広がりそうだね

もちろん個人の服についても
リサイクルがメリットあるカタチになる
流通システムが必要になってくる!

回収、リサイクル工場、そして再販売、、、
こうした一連の流通過程を経由した上で
消費者が得をする付加価値が必要なんだろうけど。。。

ま: でもやはりコストなんでしょうね。。。

あ: 価格以外でも ソフト的な価値を付加できれば
納得できるでしょ

一つの素材を購入し
同じ素材分量のまま
流行や好みに合わせてカタチを変えていったり

ま: 新たに商品を購入するという行為が減りませんか?
またまた消費不況!なんて・・・?

あ: 商品を提供する側にとっても
リサイクル流通を行う上では
ハードとしての商品価値を提供するだけでなく
ソフトを流通させるという意識が必要になってくるんじゃないかな?

ま: これでクローゼットが片付きそうです
意外に着ない服って結構ありますから・・・

あ: そうそう そういうとこからも 何か提案していってね!!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:53| 流通