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2002年07月25日

【流通】ブランドを形成する価値交換とは!?

――美術品への関心を高める新サービス――

ま: 週末天気悪そう
   がっかりだなぁ。。。

あ:
 どこか遠出する予定でも?

ま:
 いえいえ 別にそんな予定はありませんけど
   なんだか憂鬱じゃないですか
   天気良くないのって

あ:
 天気が良くなくても
   いろいろ楽しめる事ってあるでしょ

ま:
 映画とか。。。

あ:
 たまには美術鑑賞っていうのはどう?

ま:
 「美術鑑賞」ですか?
   ちょっと耳を疑いますよ
   まさか「あ:」さんの口からそのような
   高貴な言葉がでてくるなんて・・・

あ:
 。。。。。。。。。。。。。。。
 

『美術品への関心を高める新サービス』

中高年向け商品開発のコンサルティングを手がけるシニアコミュニケーションは美術品への関心が高い中高年の消費者を対象にした新サービスを始める。独自に契約した画廊経営者や美術館の学芸員、大学教授らを講師に迎え、特定の美術品について講座を開催。作品のゆかりの地を訪ねるツアーも企画する。美術品公開オークションへの参加を手助けする有料サービスや、インターネットを通じて美術品を販売する事業にも乗り出す。 2005年度をメドに同事業の売り上げを年間3億円程度にする計画。 

ま: 絵画ねぇ〜
   別世界の話ですね
   「あ:」さんもそうでしょ?

あ: 一緒にしないでほしいなぁ
   ちょっとは興味あるんだよね

ま: またまた! 無理しちゃって!!

あ: いやいや ホント ちょっと興味あるのよ
   以外にね

ま: だったらこういった美術講座にも???

あ: 参加してみたいね。。。
   美術に限らず 自分の好きな事に対する
   「情報収集欲」って誰もが少なからずとも
   持ってるものだと思うんだけど。。。

ま: そりゃそうでしょ
   それがニッチなのか?マス的なのか?
   は別としてもです

あ: 興味あることに興味を持つ限り
   消費活動って続くんだと思う。。。
   例えば絵画にしても購入する絵に関して
   その絵について何もしらないよりは
   作者や題、作者の考えや
   書かれた背景、技術など
   「うんちく」もあれば尚良いっていう
   ケースもあると思う

ま: 「うんちく」命!っていう人もいすもんね!

あ: 絵画だけに限らず
   商品を提供する側として
   購入者側との価値交換って
   商品とお金の交換
   そして情報交換=コミュニケーション
   が重要視されてくると思うんだよ
   日用品でなく いわゆる
   嗜好品ってやつに関してはね!

ま: でも。。。
   高級ブランド品を所有する喜びって
   そんな「うんちく」ではないでしょ!?
   それこそ 所有する喜び! 
   じゃないですか?

あ: 特に日本においては
   そうした高級品と低価格品を
   上手に買い分けてる人も
   少なくないでしょ

ま: はい
   高級ブランドのカバンを所有していても
   生活様式そのものが貴族的になるって
   訳じゃありませんよ
   デフレのメリットを享受していますよ 
   みんな!!

あ: でもね、、、
   これからはユーザーがどんな人達なのか
   言い換えればどんなユーザー層に
   愛されているのか?
   それによってブランド価値って
   決まってくるんじゃないかな?

ま: 今までもそうじゃありませんでしたっけ?
   おかしな事を言いますね「あ:」さん。。。
   高級ブランド品を所有する人にとっても

   ちゃんと商品知識を持ってますって!
   商品の品質の良さを認めた上で
   購入してるんですから

あ: じゃぁ なぜ? 高品質といえるのか?
   素材がなぜ良いのか?
   わかっている人 わかろうとする人
   どれくらいいるだろうか・・・
   デザインや希少性など
   購入意欲のきっかけになる要素は
   いろいろあるけど
   商品の価値を認めてもらう上で
   必要なコミュニケーションって
   これから大切な活動になってくると思うんだよ

   高価格という一つのステイタス性が
   ブランド価値を認知される
   大きな要因である事もわかるけど
   商品価格としての価値と
   商品に関する情報や
   顧客とのコミュニケーションが
   価値交換に含まれる要素として
   重要度を増してくると思う

   なぜ? この商品が良いのか? 
   誰がデザインしたのか?
   素材の善し悪し そして 
   自分の他に所有している人たちのイメージ
   何も知らずに自分と同じモノを
   他人が所有している時って
   「もったいない!」って思うことないかな?
   「ホントにこの商品の価値わかってるの!」ってね

ま: 別にかまわないと思いますけど・・・
   買う人の自由でしょ
   気に入ったから買ったんだと思いますよ

あ: そういう人達に対しても
   商品価値をわかってもらえる情報発信って
   重要になってくると思う
   それが利用者層をつくりあげ
   自社ブランド形成につながるはず!

ま: 一見さんお断り!ですか?

あ: そういう意味じゃないけど。。。結局は 
   どんな利用者に愛好されてるのか?
   これこそが ブランドを決定づける
   最重要要素なんだし
   ブランド価値ってユーザーが決めるもの!
   だからこそ ユーザー層をつくりあげる行為として
   情報交換がますます重要になってくる!!!

ま: 買ってもらって終わりじゃないって事ですね
   自社の商品の良さを知識として提供して
   「理解」してもらう事が重要なんですね
   僕の衝動買いも減るきっかけになるかな?

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:10| 流通