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2002年09月02日

【流通】見えない未来の顧客を想像する流通

――日本古着小売業協同組合設立へ――


  あ: 「ま:」さん 最近太ったでしょ

『日本古着小売業協同組合設立へ』

高まる人気の一方で品薄に悩む全国の古着店が今秋、日本古着小売業協同組合を初めて設立する。組合を通じて、古着の回収量を増やすのが目的。発起人は、東京・原宿などに5軒の古着店を展開する「原宿シカゴ」など、東京や関西で国内物の古着を扱う専門業者4社。組合は経済産業省に認可され、9月中旬にも設立総会を開く。古着業者は全国で1000社〜2000社あり、年度内に約100社の加入を目指している。

ま: お世話になってますからねぇ・・・
   古着屋さんには
   もっともっと 利用し易くなって欲しいです

あ: 「ま:」さんも古着屋さんに行くんだ!

ま: えっ! 「あ:」さんも???

あ: いや 行かないなぁ・・・

ま: なんだそりゃ!!!!!

あ: まぁまぁ、、、そう言わずに。。。
   古着って商品の調達が
   非常に難しそうだね
   一般の衣料品と違ってさぁ
   だって1品モノとしての特性が大きいじゃん!

ま: まぁ、、、そうですねぇ
   例えばパンツ一つにしても
   サイズや色、そして程度も自分の気に入るモノがあるのか?
   それこそ運みたいなものです
   サイズ違い、色違いが豊富に用意されている訳じゃありませんから

あ: 1点モノの集合体といってもいいのかな?
   モノによって価値のないと思う人と
   価値のあるモノと思う人がいるんだけど
   衣料品だけじゃなくて
   こうした2次流通市場に対する我々消費者の期待値って
   特にリアル店舗における販売活動って
   リサイクルショップやフリーマーケットでも感じるよね

ま: そうでしょ そうでしょ!!
   一般の小売り店と違って
   ワクワクするんですよ 僕は!!
   フリーマーケットになんて
   別に買わなくても 行ってみるだけでも楽しいです!!

あ: 古着屋さん以外でも
   カテゴリー毎にリアルな2次流通市場が
   今まで以上に重要な存在になってくるかもしれないね
   これは 低価格な商品としての魅力だけでなく
   システム化されている商品流通では対応仕切れない
   消費スタイルへの対応としてね

ま: でも。。。
   こうした2次流通市場がもっともっと身近な存在になってしまうと。。。
   新商品の市場って どんどん萎んでいきませんか?
   ひょっとして!!! 実は消費不況の原因だったり!!!!

あ: それはどうかな??
   古着屋さんがいくら盛況だって言っても
   ブランド品は好調だってりするでしょ

ま: これから影響するかもしれませんよ・・・

あ: 逆の考え方もあるかもしれない
   例えば、、、 新商品を買う時に
   もし だめだったら・・・ 2次流通で処分すれば・・・なんて考える人も?

ま: いますよ そういう人!!
   でも、、、 以外と「損」してないようなんですよね
   上手いなぁ、、、

あ: そういう人が増えてくるかもしれないね
   古着をはじめとした2次流通市場
   リアル店舗、そしてオークション市場が
   大きな機能を果たすようになってくるんだよ
   そして1つの商品に対する消費度合いが高まってくる!

ま: 残存価値が限りなくゼロと評価されるまで
   誰かしらに消費され続ける事によって
   今まで無駄に世の中から消去されてきた価値が
   活用されるんですね!!!
   環境にも優しい流通システムって
   こういうところからもアプローチできるんですね!!

あ: 耐久性のある商品になればなるほど
   2次流通市場においてのブランド力も評価されるだろうし・・・
   生産、販売者にとって
   お客さんは最初のお客さんだけじゃなくなる!
   製造、販売、ブランディングなどの手法も
   見えない未来の顧客を想像しないといけないかもね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:40| 流通