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2002年10月17日

【流通】消費の「バランス」を考える

――コンビニ大手が高価格で勝負――


 

ま: あ〜 もうこんな時間かぁ
   残業ってお腹減るなぁ
   何か買ってこようかな?

あ: いいねぇ
   一緒に買ってきてよ!

ま: 「あ:」さんも食べるんですか?
   どうせ家に帰ってからも何か食べるんでしょ?
   太りますよ

あ: いいの! お腹減ったんだから・・・
   ――で? 何買いに行ってくれるの?

ま: コンビニですよ
   おにぎりか・・・パンか・・・

あ: 昼も夜もコンビニだね・・・

ま: なんか悪いっスか?

あ: 悪くはないけど・・・
   同じモノばかり食べるのって・・・ねぇ・・・

ま: おいしく頂けるんですからいいでしょ?
   じゃぁ 買って来ますからお金貸して下さい
   2000円ほど・・・

あ: 2000円も!?
   そんなに買わないよ!!

ま: 最近はちょっと価格が高いモノもありますんでね・・・
 

『コンビニ大手が高価格で勝負』

大手コンビニエンスストアが独自の高級・高価格食品を相次いで発売する。ファミリーマートが15日に180円の手作り中華まんじゅうを、ローソンは同日、348円のカップめんを売り出す。セブン―イレブン・ジャパンも1個200円する高級おにぎりを準備中。長引くデフレ下でも高級総菜など高付加価値食品の販売は好調で、コンビニもこだわりの食で消費者にアピールする。 

あ: コンビニで買い物するのって
   元々割安感って感じなかったのに
   おにぎりも200円!! ちょっと手が出ないなぁ

ま: 手が出ない?
   そんなセコイ事言わないで・・・
   
あ: セコくないよ
   だって普段買う商品より
   約2倍はするんでしょ?
  
   一体どこがデフレなの???

ま: それだけ 食材や製法など
   こだわり方が違うんですよ
   消費者もそういう「食」に関するこだわりを
   普段の生活の中でもかなり気にするようになってるって事でしょう!?

あ: 特に最近は
   「食」に関する情報発信について
   より厳しい基準が求められているからね

ま: 勿論! 我々の健康、命にも関わる問題ですから・・・
   これから更に徹底されていって欲しいですね

あ: それにしても
   便利を追求してきたCVSが
   こだわり食品ねぇ・・・・
   もっと手軽にこだわり食品を食べたい!って言うことなのかな?

ま: そういう事もあるでしょうし・・・
   やはり健康面にも気を使うんでしょうね

あ: 健康面かぁ
   やはり「バランス」だもんなぁ
   食生活って・・・

ま: 「偏食家」の「あ:」さんに言われたくありませんねぇ
   
あ: 。。。。。。。。。。

   最近は少し僕も違うんだよ!
   かなりバランスを考えるようになった!

ま: 信じられないなぁ
   あの「あ:」さんが!!!

あ: でも、、、 今本当に健康に良いモノって
   結構お金がかかるでしょ

   健康食品にしてもそうだし・・・

ま: お金を出して健康を勝ち取る!って感じですね
   
あ: 長い目で見ると
   こうしたことにお金をかけるのって
   結果的には低コストなのかもしれないね

ま: 医者、クスリ要らずが一番です

あ: 豊かになった社会で  
   次に豊かになるべきなのは健康面なのかもしれないね

ま: それは今始まった問題でもないでしょ?
   実際、今でも店頭で見る食品って   
   そうした健康に良い情報が溢れています
   テレビ番組も影響して・・・

あ: でも・・・ それが線でつながらないって言うか・・・
   自己管理できる人ってそう多くはないと思うからねぇ
   消費者が意外と気づかない自分の食生活について
   何かサービスがあってもいいんじゃないかな
   例えば購買履歴から
   今から必要な栄養源が接種できる食品のお勧めだとか・・・

ま: でもそれって・・・欲しいモノではない可能性がありますね
   例えば自分が苦手な食材だとか・・・

あ: POS的な発想でいくと
   苦手な商品って手にしないんだよね・・・
   でもそれじゃぁ 体に良くない事もあるんじゃないかな?
   好きなモノばかり選んでしまうんじゃなしに  
   「バランス」なんだよ・・・

ま: 財布からお金を出してまで
   自分が好きでもないモノを買いますかね?
   僕はちょっと・・・勘弁して欲しいです

あ: 長期的に見て
   もし健康を害されたときの費用などを考えると・・・
   本来であれば苦手なモノでも食べないと駄目なんだね!
  
ま: わかっていてもなかなかできない事なんですよ!

あ: 各メーカーの取り組みと
   消費者に近い立場に居る小売業として
   果たすべき機能って・・・
   栄養の「バランス」を保てる消費活活動を
   演出してあげられないかな?
   単品だけではやっぱり駄目なんだよ

ま: 確かに・・・「あ:」さんを見ているとよくわかる話です
   いっつも同じもモノばかり食べて・・・

あ: 結局、僕が一日或いは1ヶ月に
   どんなモノをどんな特に食べたのか?
   買った本人がわわかるようなサービスがあってもいいんじゃない?
   ぎまるで銀行口座の仕様履歴を通帳に記帳するかのように・・・・

ま: 意外と盲点ですね
   自分の買った商品の履歴って・・・

あ: そうなんだよ
   これは各メーカーにはなかなか難しいでしょ  
   小売業って今までは売れるモノを置いておく
   もしくは欲しいモノが置いてある所だったけど
   これから消費者が何を買うべきなのか?
   ワン・トゥー・ワンで提案していくべきじゃないかな?
   例えそれがその人が好きじゃなくても・・・
   
ま: 目的が「健康」であれば
   嫌いなモノでも買わないと駄目なんでしょうね・・・

あ: そう! 健康は意識しないと勝ち取れない時代だよ!

ま: 苦手なものでも食べないといけないんですね!
  
   だったら・・・ サンドイッチにします?
   野菜たっぷりの・・・

あ: あ、あぁ。。。
   やっぱり家に帰ってから夕飯食べるよ
   
ま: やっぱり・・・克服できてない・・・

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投稿者:gotsuat 14:58| 流通