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2002年12月12日

【流通】寄り道が近道に!?見聞を広めるハイパーリンク

――検索結果画面のトップにサイト名を表示――


 

あ: 「ま:」さん! 
   頼んでおいた調査 もう終わった?

ま: えっ? いえ ちょっとまだなんですけど・・・・

あ: まだ!?
   どうしてそんなに時間がかかるの?
   おかっしいなぁ

   今、どの程度できてるの?

ま: 今は・・・ 4分の3程度です

あ: そっか・・・ ところで今なにしてるの?

ま: 今はWebから収集できる情報を調査中です

あ: でも・・・そのサイト・・・
   僕が頼んでおいた調査項目と全然関係ないサイトじゃないの?

ま: ちょっとバナーをクリックして見てただけですよ!
   そんな細かいことまでチェック入れないで下さい
   
あ: そっかぁ・・・
   確か検索結果のような広告もあるからね・・・
 

『検索結果画面のトップにサイト名を表示』

米ネット広告会社、オーバーチュアの日本法人は、ヤフー・ジャパンgooライコスインフォシークMSNと提携、検索結果画面に、広告料を支払った企業のサイト名を表示する、新しいネット広告事業を始めた。広告料は「検索キーワード」の登録料とする。広告の仕組みとしては、例えばある自動車会社が「自動車」というキーワードを登録すると、利用者が「自動車」と検索した際、その自動車会社のサイト名が検索結果画面のトップに出る。

ま: これ・・・ 確か
   検索結果と同じような構成で
   並んで出てくる広告ですよね!
   一瞬、見分けがつかなかった事もありますよ!

あ: まるで一番検索ワードにヒットしたかのように
   トップ項目に出てくる広告だよね

ま: これがまた・・・
   知りたい情報にマッチした広告企業が紹介されてるんですよ!
   だから広告なのか? 検索結果なのか?
   わかりにくいっていう人もいるようです

あ: でも・・・結果的に
   自分が知りたい情報源だったらいいんでしょ
   
ま: ま、まぁそうなんでしょうけど
   
あ: 広告=プッシュ型の情報という訳でもないんじゃない?
   
ま: つまり・・・
   知りたい情報源から発信される情報って
   広告機能として考えてもいいって訳ですか?

あ: 例えば「ま:」さんが
   スキー板の今年のモデルについて
   調べていたとしようよ・・・
   検索して小売り、メーカーそれぞれいろんなサイトをみるでしょ
   そこから発信される情報って・・・
   広告なの? 検索結果なの???

ま: そう言われると・・・難しいですね・・・
   でも・・・自分の意図しないところでも
   広告からの情報って発信されてきますよね
   さっきのスキー板に関する検索をした時に
   スキー場の広告が掲載されるとか・・・

あ: それはどうだろう?
   「ま:」さんにとって
   もしかしたらかなり重要な情報なのかもよ

ま: やはり販売目的の情報発信であって
   あくまでも自分の知りたい情報とは異なるじゃないですか?

あ: Webの世界の特徴でもあるんだよね
   それがっ!
   知りたい情報、興味を持った事柄・・・
   どんどん深く入っていける世界・・・
   
ま: Seekな世界です! 
   だからWebを利用できない時と比べて
   今まで知らなかった世界について
   すぐ!深い知識が吸収し易くなりました!

あ: 調べたい事がすぐ!調べることができる
   昔は手間暇、お金をかけて行っていたんだよ
   
ま: そうですね・・・
   専門書を購入したり・・・
   その道に詳しい人を探したり・・・

あ: でも・・・大事なのは
   知りたい情報を「なぜ?知りたいのか?」だと思う

ま: なぜ?って言われても・・・
   必要だから? 単純に趣味だから?

あ: だから・・・
   そのきっかけだよ

   Webのような プル型の情報媒体に
   情報収集活動の依存度が高くなってくると
   深く知識を高めることができても
   広く知識・見聞を高める機能・機会って
   減ってくるかもしれないでしょ?

   例えばTV ラジオなど垂れ流しメディアでは
   興味ない話の中から
   関心事が増えたり
   或いは世間話できる内容だったりするじゃない!

   Webの場合って・・・
   大手ポータルサイトのトップページに記載されている記事などは
   その役割を果たしているけど・・・

   見聞を広めるという意味では
   Webの世界は 求めにくいのかもしれない

   ハイパーリンクという
   素晴らしい技が生きる世界だからこそ!
   「良い寄り道」を作る事って
   非常に重要なんじゃないかな?

ま: つまり・・・
   新しい出会いを創造するって事ですね!
   新しい興味、知りたいっていう欲!

あ: その一つが広告サイトであっても良い訳であって・・・

ま: でもオーバーな話
   検索した結果、広告ばかりが表示されても・・・
   ユーザーの本当に知りたいと思っている情報が
   表示されなくなっちゃう!?
   それはもう検索ポータル 検索エンジンではない!

あ: 大事なのは 検索に関連するキーワード
   つまり ユーザーの知りたい情報に
   マッチした結果となっているか?
   広告としてなのか? あくまでも検索結果としてなのか?
   どちらかが有償でどちらかが無償・・・
   その違いって何なの?

ま: 検索結果の1ページ目って
   非常に価値あるページなんですよね
   もしかすると・・・ 検索結果に表示される為に
   有料化なんて・・・

あ: 。。。。。。。。。。。。。
   今や企業のHP開設は当たり前の時代!
   ただ開設して・・・
   知ってもらいたい人に見てもらうサイト
   寄り道してもらって新たな顧客に対して  
   情報発信を行う!
   
   Web内での「広告」手法が
   これから重要になってくるんじゃないかな?
 
   ある分野を極めたり どっぷり浸れるのに
   時間がかからなくなってるからね!
   いわば「情報消費」が加速している時代・・・
   利用者に新しい情報との出会いのきっかけを
   作り出す事が重要なんじゃないの?

ま: Webも出会い系ですかね?

あ: 。。。。。。。。。。。。。

 

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:34| 流通