<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2003年04月14日

【流通】店舗は消費者の物流センター?

――百貨店13社、食品ギフトの共通化――


   

あ: 最近通勤途中にフレッシュマンをよく見かけるよね
   誰しも、こうしたフレッシュマンの時期があったんだよ

ま: 「あ:」さんにもそんな時期が!?
   信じられないなぁ

あ: 何もわからず
   ただ先輩に言われた事を
   必死でこなしていく・・・
   なんだか初々しいね 思い出しても

ま: 想像できませんね
   「あ:」さんの初々しい姿って・・・
   どうせ当時からふてぶてしかったんでしょうけど

あ: 。。。。。。。。。。。。。

 

『百貨店13社、食品ギフトの共通化』
  
伊勢丹は、阪急百貨店など提携関係にある百貨店十三社と、中元・歳暮の食品ギフトを今年の中元期から共通化する。ビールや菓子などのメーカー約130社のギフト商品を共同で発注することで、仕入れコストの削減を目指す。商品の配送は埼玉の伊勢丹物流センターと神戸の阪急百貨店のセンターで一括処理する。
     

 
ま: 日本の小売業も
   競合と協力ですね

あ: 最終的には
   消費者にとってのメリットへつながる行為になるはずだからね・・・
   物的な流通を企業の枠組みを越えたカタチにしていく
   いわばロジスティクス的な視点を
   業界として横断的に持ってるって事かな?

   日本小売り市場でも
   いろんなフレッシュマンが参入しはじめてるし
   これからもっといろんな取り組みが紹介できそうだ

ま: フレッシュマン!?
   日頃紹介しているベンチャー企業の方々の事ですか?

あ: いやいや
   外資系企業、特に、いわゆる流通業界における
   日本市場への参入が続いてるでしょ

ま: あぁ なるほどね
   日本からみるとフレッシュな存在ですもんね

あ: とある外資系小売業を覗いてみたけど
   スケールの大きさに衝撃を受けたよね
   そこで消費者が手に商品をとってお金と交換していく・・・

   休日のスーパーのレジを見ると
   ネットショッピングでは考えられない
   順番待ちをして次々とお金が入ってくる・・・・
   しかも同時に何台ものレジが稼動してるんだよね・・・

ま: 消費者自ら商品を取りに来る場所・・・
   当たり前のスタイルなんですが・・・

あ: もし、ネット販売が元々主流である時代だったとしたら・・・
   とても滑稽な姿かもしれないでしょ?
   「どうして商品を自分で取りにいかなくちゃいけないの!」
   「順番待ちなんて・・・じれったい!」
   「営業時間も自分のライフスタイルに合わないわぁ・・・」
   なんて価値観になっちゃってるかもしれないでしょ!?
   たまたま インターネットって
   最近登場した技術であって
   電話と時を同じくして普及していたとするなら。。。
   こういう事を思っちゃうかもしれないね・・・

ま: でも確かに
   商品を買う側がみな
   当たり前のように自ら買いに来る場所になってますけど・・・

あ: 「足を運んでくださる」ってよく言うけど
   こういう気持ちって大事なんだね

   そういう意味でも
   小売店って消費者を対象とした
   ロジスティクス業なのかもしれないね・・・

   ある大手の外資系小売り業の
   出店計画について聞いたんだけど
   新しい商圏へ出店する際、
   まず出店をし、供給量がまとまってから
   物流センターを構築するスタイルとは違って
   先に物流センターを設立し
   そこから供給できる範囲の出店を行うんだって・・・

ま: へぇ〜
   つまり店ができる前から
   物流センターを作るってわけですね
   センター稼働当初は閑散としていて
   徐々にフル稼動に近づけていくんですね・・・

あ: 今では世界有数の小売業として成功を収めているその企業は
   ロジスティクスを企業の強みにできてるんじゃないのかな
   さしずめ消費者に対するロジスティクス提案としてね
   小売業とは消費者との価値交換を行う業種として考えると
   消費者に対するロジスティクス提案業なのかもしれない

   我々が何か要望を出さなくとも
   いろんな提案をしてくれていますね
   特売商品による価格的メリットや・・・
   営業時間の柔軟性・・・
   その結果、我々は消費者としての立場となった際に
   無言で要望を伝えている・・・すなわち買い物行為によって
   答えを出していく

ま: 納得できなければ買わない・・・
   納得できれば買う!
   単純な「意思表示」です

あ: ネットを利用した販売業態といえども同じで・・・
   顧客に対するロジスティクス提案なんだよ!
   特に自ら「製造」を行わない部分でのサービスで
   価値を提供する業態ではね!
   
ま: そういう見方もあるんですね・・・
   言われてみれば。。。
   小売店ってたくさんの顧客が
   陳列棚の商品を手にとってレジで精算・・・
   まるで物流センターのピッキング作業とかわりませんもの!!

あ: モノの流れ、作業面でのアライアンスが進んでいる流通業界
   顧客のロジスティクス提案の一つのカタチとして
   他の部分でも進んでくるかもしれないね・・・

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:02| 流通