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2003年05月22日

【流通】「先生」と呼ばれる人も友達に

――インプレス、「著者と読者の知識交流 QAの場」オープン――


   
『インプレス、「著者と読者の知識交流 QAの場」オープン』
  
インプレスは、インターネットを通じて著者と読者が直接やりとりできるWebサイト「著者と読者の知識交流 QAの場」をオープンした。このシステムは、オーケイウェブの主力商品であるQ&A形式による知識・情報交換ソリューション「ASK-OK」を利用している。著者と読者の間での新しいコミュニケーションが実現する。これまでは、本の内容に疑問があった場合でも、ハガキや封書などで出版社に問い合わせる方法が主流だった。インプレスでは「ASK-OK」を導入し、読者がウェブを通じて直接著者に質問できる新しい『場』を作り上げる。

ま: 出版物の流通に関する
   新しいスタイルかもしれませんねえ
   作者と直接コミュニケーションできるって

あ: 出版、、、執筆活動って
   読者にとってみると
   ちょっと縁遠い世界にもなっちゃってるよね
   いわば読者にとって「先生」「神様」的存在としてね

ま: まぁ それは内容に共感できればですが・・・

あ: これが直接コミュニケーションなんてできちゃうと
   ちょっと身近な存在になってこない!?
   人間性を感じとれる!っていうか・・・
   読者にとって、読み物が身近になるきっかけとして
   コミュニケーションってすごい役割を果たしそうだ

ま: でも。。。「先生」と呼ばれる人にとって・・・どうなんでしょう?
   面倒くさいだけ!っていう方もいるのでは???
   「なんで読者とコミュニケーションしなくちゃいけないの?」ってね

あ: どう考えるか?だろうね
   ジャンルや企画にもよると思うけど・・・
   例えばニッチな分野についてだと
   執筆活動に必要な情報交換ができるかもしれないでしょ
   調査・研究活動の一環としてね・・・

ま: 情報収集活動にもつながるって事ですよね?
   新たな問題点 発見もあったりすると・・・
   より良い作品が書ける!

あ: 作者と読者のダイレクトなコミュニケーションによって
   ニーズ(知りたい分野、必要としている知識)も
   わかってくるかもしれないし・・・
   マーケティング的に見ても
   非常に重要な取り組みになってくるんじゃないかな?

ま: マーケティングとして???

あ: 当然、作者と読者、コミュニケーションするって事は
   何かしらのつながりがあるわけで・・・
   確定購買層などの傾向もつかみやすいでしょ

ま: なるほどね
   つまり購読してくれる人が特定しやすいって事ですね!

あ: 書き下ろす手法も、新しいスタイルが取り入れられるかもね
   本を出版する毎にHPを立ち上げて・・・
   そこで出版する本、そして作者としてのコミュニティを形成し
   逆に出版する本の内容や方向性を決めていくって感じでね

ま: なんかオーダーメイドな出版物?みたいですね
   ニーズがあって始めて書くみたいな。。。

あ: 「本」というツールだけを価値交換の手段とするのではなく・・・
   作者とのダイレクトなコミュニケーションから引き出す出版手法
   そして価値交換手法が多岐にわたって
   これから新しいスタイルが形成されてくる・・・ 
   例えば読者からの質問に答える事は 
   コンテンツビジネスではないのか(答えそのものが)?
   
   そして、情報源として読者からの情報を元に出版する際に
   著作権関係の法整備も必要となってくるだろうし・・・

   本は作品の内容を知る一つの手段であって
   デジタルコンテンツとして、HPやメール、電子書籍市場などなど。。。
  
 「情報を知る」という大きな枠組みとして捉えた
   知的商品に関する流通が、これから新しいスタイルとして
   形成されてくる・・・

ま: 我々読者にとっても
   書籍の楽しみ方が大きく変わってきそうですね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:37| 流通