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2003年06月18日

【流通】折り紙文化で商品発送

――松栄工業、梱包材すべてを段ボール素材で行う梱包サービス開始――


 

『松栄工業、梱包材すべてを段ボール素材で行う梱包サービス開始』


松栄工業は、梱包材をすべて段ボール素材で行う梱包サービスを開始した。
木箱が主流であった重量物の梱包において、
段ボールシートを積み重ねることにより、
約1000kgに耐えられる部材を段ボールメーカーと共同で開発。
梱包する様々な製品の特性に合わせて、効果的に使用することにより、
重量物の輸送に耐えられる強度を引き出す。
又、1トン程度の重量物でも、
全て段ボール素材で1ケースから梱包する流れを確立、
各製品に合ったケースを短時間で、1ケースだけの製作にも対応
即梱包作業に取りかかれる事を可能とし、納期の短縮化にもつながるという。


ま: 先日は父の日でしたね
   「あ:」さんは何かプレゼントしましたか?

あ: 一応ね!?
   離れて暮らすようになってから
   父の日、誕生日のプレゼントを
   贈るようになったんだよ
   
ま: 近くにいると
   ありがたみがわからないものなんですねぇ。。。
   「あ:」さんも一つ大人になったって事ですよ

あ: 。。。。。。。。。。

ま: で、何を贈られたんですか?

あ: あぁ 日本酒をね。。。
   値段は安かったんだけど
   店員さんと相談して好みに合った商品を選んだつもりだけど。。。

ま: 「あ:」さん お酒ダメなんだ!
   試飲もできないし・・・選ぶの難しかったでしょうね

あ: それよりも 配送中に
   割れたりしないか? 少し気になったね
   あまり手に入りにくいお酒だったみたいだから
   ちょっと心配でね

ま: ちゃんと梱包して頂いたんでしょ?
   そりゃぁ大丈夫ですよ
   
あ: 無事に到着したって電話があったし・・・
   何も問題なかったんだけどね。。。
   割れ物とか精密機器を送る時って
   梱包しなくちゃいけないし気を使うんだよね

ま: 先日購入したパソコンですけど
   段ボールが幾重にも折り畳まれて
   きれいに梱包されてました!
   一度商品を取り出すと
   しまう時に、あれ? ってなっちゃうくらい
   複雑な作りをしています

あ: メーカー、特に精密機械を扱う業種では  
   梱包材を開発する専門部署がある!
   開発された商品を、保管、輸送中の
   あらゆる動きに対応できるように
   振動テストなども行うそうだ。。。
   
ま: なんだか今日は「ハード」の話ですね
   それもより現場的な。。。

あ: 世界的な経済活動の発展には
   物的な移動という行為が必然的に発生する
   商品価値を下げない為にも
   梱包技術の高度化、標準化、そして環境問題への対応
   これらをクリアしていかなければならない
   その中でも段ボールによる梱包は
   まさに日本の文化を象徴する技術の粋!

ま: 日本の文化?ですか。。。

あ: そう!折り紙文化だよ
   さっき「ま:」さんが言っていたパソコンの梱包も
   商品の形状に合わせて
   段ボールという素材をまるで折り紙のように加工して
   できた梱包なんだよ
   
ま: じゃぁ 段ボールで鶴でも折りますか?

あ: 。。。。。。。。。。。。。。

   素材としてネックとなっていた重量物への対応も
   強度が増した事によって用途も広がってきそう!
   比重を軽くする事ができれば
   総重量を抑えることにもつながって輸送効率も高まる

   あと、各流通段階、最終ユーザーによる梱包解体時の
   取り扱い方法。。。
   
リサイクル、リユースなど
   素材としての循環を行う仕組みも必要になってきそうだ
   食品のトレーを小売業や自治体担当窓口で回収しているように・・・

ま: 我々が梱包と聞くと
   やはり引越しを思い浮かべます・・・
   大切な商品を丁寧に一つずつ梱包していく
   いろんな梱包道具を使って・・・

あ: でも引越の後も大事なんだよ
   引越経験のない「ま:」さんにはわかんないだろうけど。。。
   輸送中の破損に耐えうる梱包・・・
   無事に着いてしまえば用なしに、、、
   なんともかわいそうな扱いになっちゃう
   引越を終えた後に残るのは
   こうした梱包材の山、、、
   引き取ってもらわないと仕方がない。。。

ま: 最近は個人が出すゴミも
   いろいろと気をつかわなければなりません。。。

あ: 単体ではなかなか価値として認められにくい梱包材、、、
   特に輸送中の商品を守る役目を果たす意味では
   通信販売、ネット販売など
   店頭での買い物以外のプロセスの発達には欠かせない存在!!

   
形状を商品のカタチに合わせて自由に対応させる
   まさに折り紙文化そのもの!!!
   でも小規模事業者にとっては
   専門の梱包開発部隊なんてとても持てない、、、
   安全、そして環境に配慮した
   梱包技術の普及も重要な要素となってきそうだ・・・
 
ま: 世界的な視野でも考えないといけませんね
   ネット通販だと世界が舞台です
   
あ: ユーザーが受け取る際、
   いろんな面で負荷が掛からない
   梱包技術、材料が望ましい。。。
   世界のモノの移動を陰で支える縁の下の技術持ち・梱包技術!
   あらゆる商品の輸送を支えるプラットフォームとして
   日本の折り紙文化が世界へ羽ばたく・・・

ま: やはり羽ばたくなら、鶴でしょ。。。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:41| 流通