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2003年06月25日

【流通】メーカーは消費活動の「あこがれ」創造者

――ソニーCPラボラトリーズ、
  9月に百貨店向け新ブランド「VECUA(ベキュア)」投入――


 
『ソニーCPラボラトリーズ、
  9月に百貨店向け新ブランド「VECUA(ベキュア)」投入』


ソニーグループの化粧品製造・販売会社ソニーCPラボラトリーズは、9月から百貨店向けの新ブランド「VECUA(ベキュア)」を新たに投入する。これまで専売店を対象として販売活動を行ってきたが、百貨店への進出により本格的に事業展開を行う。同社は高価格帯の商品を中心として「CPサロン」を全国1150店舗の専売店として展開している。02年度の全体の売上高は約200億円。新ブランド「VECUA(ベキュア)」ではスキンケア・メーキャップ用に約100種類の商品をラインナップ。価格は4000円前後。特徴として容器のデザインをインテリアデザイナーに依頼するなどデザイン・ファッション性にこだわった。


ま: マツイ 活躍してますね
   ようやく結果が出だしましたね
   ただホームランの数が少ないのが残念ですが・・・

あ: まだまだこれからだと思うよ!
   それよりも毎回、丁寧にインタビューに応える姿勢に
   人柄を感じてしまう・・・

ま: やはり見ている方としては
   知りたいことがいっぱいあるわけですから・・・
   そう言えば最近、顔がきれいになったと思いませんか?
   (失礼かな?)

あ: そうだね 何か気を使ってるんだろうけど・・・
   芸能人同様、スポーツ選手も顔が命だから

ま: 顔、、、ねぇ ベッカム様も帰っちゃったし・・・

あ: 男も美容の時代かな!?
   眉毛の手入れだとか最近は当たり前になっちゃって・・・

ま: そのうち化粧も必要になってくるんでしょうか・・・?

あ: 化粧品と言えば・・・知ってたかな?
   CPサロンって?

ま: いえ、実は今日まで存じ上げてませんでして・・・
   勉強不足で、、、すみません
   でも、まさかあのソニーグループが手がけているとは・・・
   雑貨店は有名ですがまさか化粧品まで扱っているなんて
   知りませんでした。。。
   しかも、今回は新しいブランドを投入するなど
   力が入ってますよね

あ: 確かに保険会社や銀行への進出の方がわかりやすい気もするね
   他の企業と比べることが出来ない
   事業領域を確立しているソニーの中にあって
   この化粧品事業も異色ではないかもしれないね

ま: やはり女性をターゲットとした市場への対応として
   化粧品事業によるノウハウが
   役だっているんでしょうか・・・?
   パソコン、デジカメ、ビデオ、携帯
   テレビCMで女性が登場していますから・・・?

あ: 商品を欲しいと思う人と
   実際に購入を決定できる人が
   必ずしも同じとは限らないから・・・
   子供の欲しがるお菓子と親の気持ちの微妙なズレのように・・・
   女性に対するブランド価値を高める事も
   もしかすると需要触発につながってるのかもしれないね
   
ま: いっそのことソニー化粧品とした方がわかりやすいんじゃないですか?

あ: 今回は保険や銀行の時と違って
   ソニーというブランド名は商品には現れていない
   就職希望のランキングでも依然上位であり続けるブランド力!
   ブランドという価値の使い方を熟知しているからこそ
   使い分けもきっちりしているんじゃないかな

ま: でも化粧品となると、次は・・・
   婦人服? 鞄類などへ進出しても
   おかしくないかもしれませんね
   後発ながら「バイオ」をパソコン業界の中で
   今の地位にまで育ててきたんですし。。。
   決して不可能な事ではないと思います

あ: 業界関係者の間でも
   注目されているみたいだね

ま: 一体どんな化粧品を
   どんなかたちで販売するんでしょうか・・・
   期待されます

あ: っていうか
   「ま:」さん 何に期待してるの?
   ひょっとして・・・ 化粧品使ってるの?

ま: そんなわけないでしょ!
   あくまでも企業活動として興味があるんです!!
   なんといいましてもあのソニーグループですから
   期待は大きいですよ
   
あ: その期待の大きさこそが
   ソニーブランドそのものだね!
   「ま:」さんですら そこまで期待してしまう程のブランド力!
   1年や2年、広告活動を行っただけじゃぁ確立できないね!

ま: そういえば新しいブランドと言えば
   「クオリア」がありますね
   コンシュルジュサービスなど
   家電にも 高級というカテゴリーを作り上げていく・・・

あ: クルマであるよね 高級車って 
   超高級車となると 家が買えそうな価格のものまである
   家電ではそこまで、、、っていうブランドはなかったもんね

ま: 価格もちょっとやそっとでは買い求めることが出来ない
   設定になっているようです
   憧れ的な存在になっていくんでしょうね。。。
   やはり高い価格帯のもの=高級品ってなりますから
   希少性といい、今の日本にとって空洞化している部分かもしれません
   憧れ、、、どうしても手に入れたい!、、、簡単には手に入らない、、、
   そんな「叶わぬ夢」みたいな商品。。。

あ: 商品、サービスの供給者として
   SCM、DCMなどによる市場変化への
   すばやい対応が求められているけど
   
消費者の夢、憧れをつくる事も大切なんじゃないかな
   これがないと、、、消費(買い物)って楽しくないよね
   デフレ下における低価格化と
   海外の高級ブランドの好調ぶりがクローズアップされているけど
   不思議なことでもなくて・・・
   消費者に買ってもらえるモノを作るのも大切だけど
   
時代にあった、或いは次世代の憧れや夢を
   消費活動においても持てる「存在」を作り出していくのも
   「メーカー」としての重要な役割じゃないかな・・・
   化粧品、そして高級家電ブランド・・・
   我々の消費活動に夢を持たせてくれる
   商品、サービス、そしてブランドを創造する
   「メーカー」であり続けて欲しいね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:33| 流通