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2003年07月15日

【流通】ブランド作りはコミュニティづくり

――サイバーブレッド、
   日本国内におけるマーベル・ファンクラブの運営権を取得 ――


 
『サイバーブレッド、
  日本国内におけるマーベル・ファンクラブの運営権を取得 』

サイバーブレッドは、米国MARVEL CHARACTERS,INC.及び
MARVEL ENTERPRISES,INC.と、
日本国内でのマーベル・ファンクラブの運営権および
プレミアム商品の販売権に関するライセンス契約を締結した。
マーベルは世界有数のコミック会社で、「スパイダーマン」「X-MEN」「ハルク」「デアデビル」等、
数百以上のメジャーキャラクターを創り出し、
マンガ・アニメ・映画・キャラクターグッズ、テーマパーク等、
グローバルな商品化を進めている。
サイバーブレッドは、マーベルの豊富なキャラクターを使用した
「マーベル・ファンクラブ・マガジン」の発行、
「マーベル・ファンクラブ・ウェブサイト」の運営を行う。


ま: 世界中で知られているアニメキャラクター・・・
   例えばスパイダーマンなどは
   世代を越えた存在となってます
   映画化によって 又更にファンを増やしたのではないでしょうか?

あ: そうかもしれないね
   我々の知っているスパイダーマンって
   妙にアメリカナイズドされていたアニメーションしか
   知らなかったもんなぁ

ま: 覚えてますよ その昔
   テレビで放映されてました!
   子供の頃「スパイダーマン」ごっことか
   よくやってましたよ!

あ: 「スパイダーマン」ごっこ?って
   どうやってやるんだ???
   壁にへばりついたりするの?

ま: いえいえ そんな恐いことできませんよ
   高いところへよじ登って
   「スパイダーマン」って言うだけです。。。

あ: それならスーパーマンごっこでしょ!?
   風呂敷のような布を背中からまいて マントの出来上がり!

ま: すっぱマンじゃなくてスーパーマンですね?

あ: 梅干し食べて・・・・ って何言わせるの!!!

   
ファンクラブづくりは
   今やキャラクターをはじめとした
   コンテンツビジネスには欠かせない活動となっている
   スパイダーマンなどのマンガ、アニメ
   そして日本じゃぁ ゲーム・キャラクターでもね!

ま: ピカチュウ!!
   そして日本のアニメ。。。

あ: 日本のアニメは国内をはじめ海外で高い評価を受けている 
   評価だけじゃなくて 実際にみんな知ってるもんね
   例えば スペインでは。。。 
   なぜかクレヨンしんちゃんが知られていたり。。。
   各国で日本のアニメが吹き替えもされ
   現地の人に認知されはじめている

ま: 日本の輸出品の中でも
   比重がどんどん高まってくると思います!

   知的財産でどうやって生き残っていけるのか?
   日本にとってとても大切な事!
   法的な規制も緩和、逆に権利の保護という面での技術革新
   そして著作者の権利に関するアドバイザーなどなど
   いろんな側面から
   「ファン」を増やしていく活動が重要ですね

あ: ファンかぁ。。。
   
Webの世界では独自のファン作りが行いやすい
   例えば非常にニッチな商品、サービス店などには
   大型スーパーや専門店に
   流通が用意できない商品もある
   つまり そうしたニッチ分野をはじめ
   自社の商品について 繰り返し価値交換を
   行える企業、コンテンツの継続的な配信が重要となってくる
   
ま: 継続的な情報更新、、、
   これはリアルであろうとネットであろうと同じだと思います

あ: その点で言えば 
   テレビのアニメ番組は
   継続して配信できるという強みもある
   毎週、決まった時間に始まって。。。
   ○曜日の○時は「□□を見る時間!」って決まっちゃう!
   大人も子どももね!
   ただ、今後、オンデマンドになった場合
   どうなっていくのか・・・・?

ま: そうして繰り返し発信されている情報が
   継続的な期待値となるんだと思います
   視聴者がファンとなっていくために。。。

   ファンと言えば、今年は阪神タイガース、、、
   今年こそ本当に。。。優勝!?
   チケットもなかなか取れないなぁ
 
あ: そうだよね
   日本中にこれだけ阪神タイガースファンがいるなんて
   思ってもみなかったよ

ま: 何か18年分の思い みたいなものも感じますね
   真のファンはチームが負け続けても・・・応援し続ける・・・
   でも本当にそうなら
   今年だけじゃなくて、、、

あ: 「ファン」って、定義なんてない!?難しく考えないで
   好きか? 嫌いか? 実は単純な事なのかもしれない。
   あるスポーツチームのファンになったきっかけ。。。
   ある意味、人間の脳の遺伝情報にも組み込まれているかもしれない
   育つ環境によって思想や価値観も
   それぞれバラバラだからね。。。

ま: やはり。。。親子代々 
   同じチームのファンとなるケースも多いようです

あ: 一方、世代によって ファンとなる対象が異なりやすいもの
   例えば音楽アーティストだとか・・・
   アニメのキャラクター。。。 

ま: でもミッキーマウスは世代を越えて
   愛される存在ですよね!?

あ: Webの世界ではファン作りができる
   メディアとして注目されている
   市場規模に関係なく
   ニッチな分野においても
   コミュニティを形成させやすい空間だからね

ま: 今回紹介した海外のファンクラブの運営委託
   関連商品のライセンス契約は
   自ら新しい市場を形成したり
   コミュニティを作り上げる過程を軽減できるという意味では
   非常に効果的かもしれません

あ: これはある意味
   
コミュニティ運営の外部委託って形式とも考えられる
   技術的なサポートだけじゃなくて
   顧客対応、Web上の顧客管理など。。。
   今回は海外の有名キャラクターに関するコミュニティだったけど。。。
   これから こうしたWeb上のコミュニティ運営に関する売買や
   運営権利などが売買されてくるかもしれないね。。。

ま: Web上のコミュニティ運営を売買!?

あ: 企業が形成する大規模なコミュニティ
   個人が管理しているHP上でのコミュニティ。。。
   
必要としている人達が集う仮想の空間、
   ターゲットとしている人に商品を販売する側としては
   一等地に出店するのと同じ事だからね
   
ま: 商売をする上で
   多くの人が行き交う通りに
   店を構えるのと同じって事ですよね
   リアルな店を一等地に出店しようにも
   数やスペースに制限がありますよね
   その点サイバースペースでは。。。

あ: 無限とは言わないけど・・・
   「土地本位制経済」の世界に比べると
   まだまだ「未開拓」な分野が存在しているところに
   Webの優位性があるんじゃないかな
   それと・・・ Webの利用によって
   新しい老舗のスタイルが確立されてくるかもしれないね

ま: 新しい老舗? 言葉おかしくありませんか???

あ: つまり・・・
   従来、日本の老舗、或いは海外高級ブランドにおける
   歴史や背景を見てみると
   将軍家御用達、皇族御用達、王室御用達等々。。。
   上流階級社会に認められた逸品という
   ブランド力の根拠があった訳で・・・
   もちろん、御用達になるには技術、文化的に優れているからこそ
   なんだけども・・・
   これらは 誰でもその価値を認めることが出来る価値観に基づいた
   最高級の位置づけとして 憧れ的な存在となっている。。。
   これが。。。Webの世界でのコミュニティでは
   価値観はそのコミュニティによって独自のモノが形成され・・・

ま: つまり一般的な高付加価値商品とは別に
   コミュニティ毎の高付加価値商品が誕生する
って事ですね

あ: 今、世界の高級ブランドは
   グループ化する事によって
   流通としてのメリットを生み出している・・・
   例えば素材の調達、販売店舗網など。。。
   これからは、ブランドの確保と同じく
   既存、あるいは新規のコミュニティの確保、系列化って事にも
   なってきそうな気がする・・・
   例えば。。。コンビニのお弁当マニアのコミュニティ。。。
   ファミリーレストラン好きのコミュニティ・・・
   ファーストフード店好きのコミュニティ・・・
   横断的なメニューの創出だとか。。。
   仕入れの共通化、商品ブランドの統合などなど。。。

ま: ブランドづくりは
   ファン、コミュニティ作りと同じなんですね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:58| 流通