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2004年10月21日

【流通】ワン・トゥー・ワン、供給者側もワンに

『日本旅行、営業担当社員の個人ホームページにより旅行商品の営業活動』

日本旅行は営業担当社員の個人ホームページを開設して旅行商品の営業活動を始める。
全国の店舗販売員や法人営業担当者約2500人がホームページを開設。社員の自己紹介やメッセージ、ツアーの紹介やコラムなど掲載。顧客は担当社員に旅行申し込みや相談が24時間できる。


あ: いよいよ姿を現したね
   新型オデッセイ!
   大事な箱から遂に出てきた!!

ま: なかなか一般の人には
   その姿を見せてくれませんでしたよね
   テレビCMや新聞広告、バナーでは
   「箱」しか見ることができませんでした

あ: 実物も見てみたいね  

ま: だったら見に行きましょうよ!
   僕ホンダ系のディーラーだったら
   営業の人、知ってますよ

あ: そうなの!?
   で、実車は見れるのかなぁ?

ま: さぁ。。。わかりません

あ: 先に確認しておかないと
   突然行っても見れないかもしれないよ
   試乗もしてみたいし。。。

ま: わがままですねぇ
   そこまでじっくりとみるんですか?
   ひょっとして買う気になってますか

あ: いやいや。。。まさかね
   今のクルマを買い換える事なんてできないよ
   まだまだローンも残ってるしね!
   でも、営業担当者との付き合いかたって大事だと思うよ
   自分の意見を聞いてくれて
   的確な商品やサービスを教えてくれるのって助かるからね

ま: その分、かなり難題を言う時もありますけど。。。
   価格面であるとか。。。

あ: 我々は消費者という立場になった場合、
   いろんな営業担当者と
   日頃からおつき合いをしている・・・
   さっき言った自動車の販売から
   保険、百貨店の外商、売り場などなど・・・
   消費者にとって安心できたり
   無駄なプロセスを必要としない面で   
   
自分用の営業担当者をつくるという行為も大事なんだ!

ま: まぁ 確かに
   はじめから自分の考えや好みを
   わかってもらうのは面倒くさいですよね
   ちょうどずっと利用している理髪店を変えるようなものです。。。

あ: そうそう、それって結構面倒くさいんだよね  
   特徴のある髪型の人は特にね!
   「ここをこうして・・・」とか  
   「量」を表現する言葉と実際の「量」のバランスがわからないからね
   「短く切って」という一言に対し、どれだけ短くすればいいのか?
   正直わからないだろうし、頼んだ方も不安がある

ま: そうした不安を解消するためにも 
   企業という組織においては
   ITを活用することにより
   企業としての情報資産とするため
   顧客に関する情報共有を進めているケースも多いようです
   過去の購買履歴を確認できたり。。。

あ: 企業、組織として一顧客に対する接客を行う。。。
   それも大切な事なんだろうけど
   だからこそ、人と人 という関係って   
   ますます重要になってくるんじゃないかな?
   その事を重要視した上でのWebを活用した営業活動
   それが今日紹介したスタイルになってくると思う・・・

ま: 営業担当者毎のHPですね
   しかも画一的なフォーマットやコンテンツではなく
   それこそ
営業担当者それぞれの「個」を打ち出した
   顧客対応
ですね

あ: ワン・トゥー・ワンのマーケティング活動といっても
   「ワン」は消費者の「ワン」でしかなかったのかもしれない・・・
   商品・サービスを提供する側の「ワン」を確立してこそ
   真のワン・トゥー・ワンなのかもしれない・・・

ま: 今までは一対多だったかもしれませんね。。。
   それこそ一対一の関係!?
   でもそれって、企業としての商品・サービス供給活動から
   少し逸脱していきませんか?
   つまり営業担当者の影響力が強いかと・・・

あ: もしかすると消費者にとって
   
何でも取り扱ってくれる代理人になっちゃうかもね?
   自動車、保険、食品、衣服。。。
   何でもこの人にお任せ!?ってね

ま: それって個人向け総合商社になってしまいますよぉ〜

あ: 「人」対「人」の信頼関係こそ
   商取引の大前提になってくる・・・
   意外と
Web普及によって
   企業活動における
   人と人の関係って見直されてくる
のかもしれないね

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:25| 流通